8月3日(ブルームバーグ):
台湾の鴻海精密工業 は、シャープ への出資条件を見直す方向で交渉に入る方針。
3月の出資合意時には1株当たり550円でシャープの新株を
引き受けるとしていたが
、同社株価の急落を受け、引き受け価格の引き下げを求める意向だ。
鴻海の広報担当者、サイモン・シン氏が3日の電話取材で明らかにした。
シン氏はまた、シャープへの投資を継続する意思を強調した。
これに対し、シャープ広報担当の落合平八郎氏は「現時点で鴻海側から交渉の打診はない」と述べている。
同社株価は収益回復の遅れから下落を続け、
市場関係者の間では新株の発行価格引き下げがあり得るとの声が
強まっていた。
3日終値は前日比28%安の192円。
今期(2013年3月期)純損失が2500億円に達するとの予想を2日に発表して
財務への懸念が強まり、
一時はストップ安(値幅制限いっぱいの下げ)となった。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の石野雅彦アナリストは、
3月合意の価格と現株価との差からすれば、見直し交渉は
「想定される」ことだとコメント。
仮に出資が破談になった場合でも、
シャープにとっては鴻海との関係維持が重要との認識を示した。
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更新日時: 2012/08/03 21:05 JST