5月28日(ブルームバーグ):
きょうの日本株市場で、
株価変動材料のあった銘柄の午前の動きは以下の通り。
ルネサスエレクトロニクス (6723):一時前週末比13%安の238円。
1000億円規模の増資と1万人を超す人員削減を検討。
最新の再建計画案の説明を受けた関係者によると、
来週にも設立母体の
日立製作所 (6501)と
三菱電機 (6503)、
NEC (6701)に説明する。
ゴールドマン・サックス証券では28日付のリポートで、株主資本が想定を超えて毀損(きそん)するリスクが残ることに加え、既存株主の権利が希薄化などによって影響を受けかねず、ダウンサイドリスクがあると指摘。同証では、親会社が一定の支援を行う可能性は想定しておくべきとしており、母体各社の中ではNECが11%安まで急落した。
SNS大手:
ディー・エヌ・エー (2432)が一時7.2%安の1697円、
グリー (3632)が同4.7%安、
サイバーエージェント (4751)が同7%安などソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)関連が急落。
ソーシャルゲーム運営大手6社は25日、消費者庁から違法とされたゲーム内のアイテム商法「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」を禁止する指針を公表した、と共同通信などが25日に報道。
6月末までに自社制作ゲームだけでなく他社から提供を受けたゲームも含めコンプガチャを全廃する方針で、他社提供のゲームについての廃止時期が明らかになったのは初めてという。
DOWAホールディングス (5714):一時5%高の465円。
関東の浄水場で国の基準を超す有害物質が検出され、子会社の「DOWAハイテック」が産業廃棄物処理会社に処分を委託した原液が適切に処理されないまま利根川水系へ放流された可能性が高いと報道されたことに関し、詳細は現在調査中と25日に発表。
野村証券では、仮に法令違反になれば自治体などへの補償費用発生リスクがあるほか、信用への悪影響の可能性もあると指摘。
ただ現時点では、工場の操業停止など企業価値に甚大な影響が出るとまでは同証は判断していないとした。
住友重機械工業 (6302):一時7.9%安の317円。
同社と子会社の住重特機サービスは25日、装備システム事業部の原価集計
に関して防衛省から同日付で指名停止の措置を取る通知を受けたと発表。
事実関係の全容が解明され、費用の過大計上にかかわる過払い金などが
国庫に納入されることや再発防止策が報告されるまでの間の措置という。
ドクターシーラボ (4924):一時12%安の27万2000円。
2012年7月期の連結営業利益予想を113億円から100億円(前期比2.4%減)
へ12%引き下げた。
増益予想が一転、減益予想となる。
広告宣伝費や販売促進費を大々的に投入したが、プロモーションの効果を最大限に発揮できなかったという。
野村証券では、積極的な広告・販促活動による新規顧客の継続購入の効果が見通しにくくなったことを踏まえ今期以降の業績予想を減額、投資判断を「買い」から「中立」へ下げた。
アシックス (7936):一時4.2%高の866円。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は25日、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を900円から1000円に上げた。
米国での競合激化、円高、仕入れ原価の上昇、オリンピック向けマーケティングコストなど11年4-6月期から始まった各種外部環境の悪化は今上期でおおむね一巡すると指摘。
今期の業績ボトムは第1四半期になる可能性が高く、海外販売の堅調、今期予想PERで12.5倍と想定の15倍より低いバリュエーションの低水準などを評価ポイントとした。
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更新日時: 2012/05/28 10:24 JST