5月22日(ブルームバーグ):
チリ当局は、世界最大の養豚場の管理権を掌握する方針を示した。
養豚場周辺の悪臭に抗議する住民が物品輸送に利用される道路を封鎖し、
約50万頭の豚が餌を食べられない状態になっているためだ。
チリのウアスコのフローレス知事はラジオ局コオペラティバのインタビューで、チリ北部のアタカマ砂漠にあるこの養豚場の操業が一時的に停止される見通しで環境に関する警報が発令されたと述べ、
検査官がこの地域に非常線を張り、豚に餌を与える措置を取っていることを明らかにした。
住民らは17日、養豚場に続く道路を封鎖。住民と警察当局との衝突の後、
チリの食品会社アグロスーパーはこの地域の従業員を避難させた。
マニャリク保健相は22日、ラジオ局ビオビオに対し、この養豚場は最大230万頭が収容可能で世界最大であると述べた。
現在飼育されている約50万頭の一部は脱水症と飢えのため死んだという。
マニャリク保健相は「これは環境面と衛生面での大惨事だ」と指摘。
「当局が介入して監督しなければならない」と述べた。
抗議行動を率いたアンドレア・システルナス氏はコオペラティバに対し、参加者らは物品が搬入できるよう封鎖を解くと語った。
チリの養豚業界 団体アスプロサーによると、アグロスーパーは豚の排せつ物処理場の不備による影響を軽減するため地域と協力している。
アグロスーパーのウェブサイトによれば、同社はチリの養豚業界の半分以上を占め、アジア向けに月間6000トンを輸出している。
チリは韓国や日本、米国に豚肉を輸出している。
昨年の豚肉輸出収入は25%増の13億ドル(約1000億円)で、
43%を日本向けが占めた。
原題:Biggest Pig Farm Shut as Chile Seeks to Avert‘Catastrophe’ (1)
(抜粋)
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更新日時: 2012/05/23 10:27 JST