【1月25日 AFP】
ベルギー・ブリュッセル(Brussels )の欧州連合(EU )本部で24日、
折り畳み式の小型自動車「Hiriko 」の試作車がお披露目された。
スペイン・バスク(Basque )地方でデザインされたこの革命的な車両は、
都市部の渋滞や大気汚染の解決策となることが期待されている。
バスク語で都会を意味する「Hiriko」は2人乗りの電気自動車で、
ドアは無く、モーターは車輪に搭載されている。
ベビーカーのように折りたためるため、駐車を楽に行える。
また、4つの車輪が直角に曲がるため、
狭い場所でも真横から駐車することができる。
お披露目を行ったのは欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ
(Jose Manuel Barroso )委員長で、集まった記者らを前に、
全長わずか1.5メートルの車両のフロントパネルから乗り降りして見せた。
もともとのアイデアは米マサチューセッツ工科大学
(Massachusetts Institute of Technology 、MIT )メディアラボで生まれ、
バスク地方の零細企業7社による合弁会社が
プロジェクト名「Hiriko Driving Mobility」の下で開発を進め完成に至った。
AFPに対し合弁会社の広報担当は、
「これまでは、欧州で生まれたアイデアが米国で形になるのが常だったが、
今回は逆」と語った。
1回の充電で約120キロを走行可能で、
最高時速は走る都市に応じて設定可能。2013年の発売を目指し、
組立工場の建設をめぐって欧州各都市との話し合いが進められている。
欧州の多くの都市では、市所有の自転車が貸し出されているが、
「Hiriko」についても同様の利用方法が想定される。
市販される場合、販売価格は1万2500ユーロ(約126万円)になると見られている。
これまで、ベルリン(Berlin
)、バルセロナ(Barcelona
)、
サンフランシスコ(San Francisco )、香港(Hong Kong )
などの都市が興味を示しており、
パリ(Paris )、ロンドン(London )、ボストン(Boston )、
ドバイ、ブリュッセルなどとは具体的な話し合いが進められているという。
支援者は同プロジェクトについて、
欧州における社会革新のイニシアチブと位置付けており、
都市交通、大気汚染、雇用創出の各問題の解決につながると説明している。





