1月23日(ブルームバーグ):
イランはインドに対し、原油代金の一部を日本円で支払うよう要請した。
イランに対する国際的な制裁措置が強まる中、両国は取引を維持する方法をめぐり合意を目指している。
事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。
情報が非公開として匿名を条件に語った関係者によると、インドは先週のテヘランでの会談で、イランに対しインドの銀行口座を通じてルピーで支払うことを提案した。
インドにとってイランは第2位の原油供給元。
ルピーが完全に交換可能な通貨ではないことから十分な価値を得られない可能性があるため、イランの当局者は支払いの一部を円で行うよう求めたという。
インド準備銀行(中央銀行)が2010年12月にユーロとドルによる支払いを決済するメカニズムを廃止したため、
両国は年間95億ドル(約7310億円)規模の原油取引を維持しようと苦戦している。
事情に詳しい4人の関係者が10日明らかにしたところによると、現在はトルコのハルク銀行 を経由して取引が行われているが、同行はもう仲介先になれない可能性があるとインドの石油会社に伝えたという。
インド政府は円での支払い方法を検討しているが、
まだ決定していないという。
ブルームバーグがまとめたデータによると、
過去1年間にルピー相場が9.7%下落したのに対し、
円は6.5%上昇している。
記事に関する記者への問い合わせ先:
Pratish Narayanan in Mumbai at pnarayanan9@bloomberg.net ;
Anto Antony in New Delhi at aantony1@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Alexander Kwiatkowski at akwiatkowsk2@bloomberg.net ;
Chitra Somayaji at csomayaji@bloomberg.net
更新日時: 2012/01/23 08:38 JST