1月5日(ブルームバーグ):
アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。
【香港株式市況】
香港株式相場は上昇。
石油関連銘柄と中国本土の銀行株が買われた。住宅販売の低迷を受け、不動産株は下落した。
時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行 (1398 HK)は0.9%高。
中国の会計監査当局が地方政府が問題債務を減らしたと発表したことが好感された。
中国銀行(3988 HK)は0.7%高。
原油相場が8カ月ぶりの高値近辺で推移し、中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は2.8%上昇。
ペトロチャイナ(中国石油、857HK)は1.6%高。
不動産の中国海外発展(688 HK)は2.5%安。
上海の新築住宅販売が昨年、6年ぶりの低水準になったとの報道が嫌気された。
ハンセン指数 は前日比86.10ポイント(0.5%)高の18813.41。
ハンセン中国企業株(H株 )指数は同0.5%高の10140.92。
バリュー・インベストメント・プリンシパルズのサンディ・メータ最高経営責任者(CEO)は、「中国は既に小規模の緩和策を幾つか始めた。
さらなる措置が講じられるだろう」と指摘、「低いバリュエーション(株価評価)や昨年のパフォーマンス、何よりも強力な緩和策が取られる可能性を考えると、香港と中国の株式は現在、極めて魅力的だ」と述べた。
【中国株式市況】
中国株式相場は下落し、2009年3月以来の安値水準となった。
欧州債務危機で輸出が抑制されるとの懸念に加え、春節(旧正月)の連休を前に流動性が逼迫(ひっぱく)し中小企業の借り入れコストを押し上げる可能性があるとの見方が広がった。
アジア最大の海運会社、中国遠洋運輸 (601919 CH)は4.4%安。
ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)が、欧州は計り知れないリセッション(景気後退)に直面していると述べた。
ソフトウエア株も軟調。
用友軟件(UFIDAソフトウエア、600588 CH)は一時8%を超える下げとなった。
終値は2.5%安。
酒造会社の貴州茅台酒(600519 CH)も1.1%下げた。
上海浦東発展銀行 (600000 CH)は2.9%上昇。
中信銀行(CITIC銀行、601998 CH)は2.8%上げた。
中国人民銀行(中央銀行)が3カ月物手形入札を見送ったことや、預金準備率の月内引き下げ観測が背景にある。
大衆保険の呉侃ファンドマネジャーは、中小型株の下落は
「それまでにかなり値上がりしていたためだ」と指摘。
「景気減速の中、投資家は大型株など、より安定した株式を好んでいるようだ」と述べた。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 は、前日比20.94ポイント(1%)安の2148.45。
上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数 は同1%安の2276.39で取引を終えた。
【インド株式市況】
インド株式相場は続落。
インドの最大の貿易相手である欧州の債務危機が深刻化しているとの懸念が響いた。
時価総額でインド最大の企業、リライアンス ・インダストリーズは2.3%下げた。
イタリア最大の銀行ウニクレディトが4日に75億ユーロ規模の新株発行計画を発表したほか、ギリシャのパパデモス首相が同国に「無秩序なデフォルト(債務不履行)」リスクがあると発言。こうしたことを受けて、アジアと欧州の株式相場は下落した。
ボンベイ証券取引所のセンセックス 30種指数は前日比25.56ポイント(0.2%)安の15857.08で終了。
0.6%上昇する場面もあった。前週末比では2.6%上げている。
リライアンス(RIL IN)の終値は699.50ルピー。
前日は1.1%安だった。
不動産開発でインド最大のDLF (DLFU IN)は3.9%下げ179.90ルピーとなった。
【オーストラリア株式市況】
ASX200指数は前日比45.1ポイント(1.1%)安の4142.7。
【韓国株式市況】
韓国総合株価指数は前日比2.48ポイント(0.1%)安の1863.74。
【台湾株式市況】
加権指数は前日比47.89ポイント(0.7%)高の7130.86。
【シンガポール株式市況】
ST指数は前日比2.00ポイント(0.1%)高の2713.02。
【マレーシア株式市況】
FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は
前日比10.21ポイント(0.7%)高の1514.43。
【タイ株式市況】
SET指数は前日比0.59ポイント(0.1%)高の1036.80。
【インドネシア株式市況】
ジャカルタ総合指数は前日比1.16ポイント安の3906.26。
【フィリピン株式市況】
フィリピン総合指数は前日比31.14ポイント(0.7%)高の4518.91。
更新日時: 2012/01/05 22:41 JST