ジャイアンのお母さんは、長期入院中である。
ゆえに大邱には、ちょくちょく訪れる。
6番目の長男のジャイアンは、完全なるマザコンである。
アラフォーのジャイアンではあるが、お母さんの前では、まっすぐな純粋ピュアな少年のまま、いつも、病室にいけば、泣く。
そして、そんな姿に悪妻はちこも泣く。
そこへ一切の空気を読まない、義父。
ポータブルラジオみたいので、ポップな演歌をじゃんじゃん流す。
ジャイアンに、「お母さんが好きな曲なん?」て聞くと、「いいや。」
なら、なんでなん!?
ただの義父の好みである。
しかし、そこは4人部屋の病室。
半ば強制的に他の3人も聞かされる。
久々の再会に感傷にひたる、ジャイアンとはちこ。
さらに水を差す義父。
お墓の話。。。そろそろ自分も高齢でお墓のことがどーたら、こーたら。
元々あった親族のお墓を、これまた親族の誰かと敷地内の場所でもめて、
そこには入りたくないとかいう、、、。
大泣きのジャイアンは、「お父さんの思うように希望通り言ってください」と、
気をよくしたのか、義父はさらにつづけ、「わしは、安心や。ジャイアンも韓国に帰ってきて結婚し就職もして。。。ただ、山登りのジャンパーがないのだけが不便だ」←わしと言ったかどうだかは、定かではない。
これは、おねだりか!?
大泣きのジャイアンはスルーした。
居合わせた4番目の姉は、「ジャンパーなら去年、3番(ジャイアンの3番目の姉)が買ってくれたのがあるでしょ。毎月小遣いももらってるし、、、」
結婚とはこれやね。恋愛と違うところ。
病院でお墓の話し、そしてジャンパーはあっても、アウトドアのジャンパーは持ってないって。。。どこまでの山登るんや・・・。
空気を読んで欲しかった。以上。
お姉さま達は、毎度、大量のパンチャン類を持たせてくれた。
ホバコグマ、調味料、米、キムチ、、、、2人家族の我が家。「少しでいいです。」と言っても、いつも大量に下さる。1人が1つずつ下さっても、5つである。
そういう暖かさもあるジャイアン家。孤独な韓国に来て、人の温かさを感じる。
ナイーブなジャイアンは、本当はお母さんにしてあげたいことがたくさん。
一緒に旅行に行ったり、おいしいものを食べさせたり、、、それが難しい状況で、
なんでジャンパー!?とさすがにジャイアンも思ったらしく。。。
さらに泣く。
大邱に行くたびに、おいしい店歩きをしている。
久しぶりに日本料理を食べようと。
大邱にもありました!すごくおしゃれな日本料理。
『あそうダイニング』
大阪で3年間修行した方がされている、素敵なお店でした。
さしみにうどん、ゴマ豆腐、焼き魚etc
日本酒も充実してました。
お値段は、そこそこしますが、記念日などにはおすすめのお店でした。
カウンターに座り、関西弁で話して、最後の方でカウンター越しに
店長さんに日本語全部わかられてたというオチもありましたが、、、
是非、また行きたいお店です。
水原に帰ってきて、ジャンパーのことではないが、夫婦喧嘩をしている。
ナイーブジャイアンを責めたて、しまいにはジャイアンが泣く。
風貌はジャイアンやのに、そういうとこ、のびたなジャイアン。
でも、泣くなや。
こっちが泣きたい。。。
若い時の順応性はどこに。。。
そうだ、京都へ行こう。
追記:結局、ジャンパーは1番目の姉と義父が買いに行き、
費用を銀行振り込みしました(T_T)