アメリカの人気作家
ポール・ギャリコの
長編小説を、
「ファントム・スレッド」の
レスリー・マンビル主演で映画化
1950年代、
第2次世界大戦後のロンドン
夫を戦争で亡くした
家政婦ミセス・ハリスは、
勤め先でディオールの
ドレスに出会う。
その美しさに魅せられた彼女は、
フランスへドレスを
買いに行くことを決意。
どうにか資金を集めて
パリのディオール本店を
訪れたものの、
威圧的な支配人コルベールに
追い出されそうになってしまう。
しかし夢を決して諦めない
ハリスの姿は会計士アンドレや
モデルのナターシャ、
シャサーニュ公爵ら、
出会った人々の心を動かしていく。
支配人コルベール役に
「エル ELLE」の
イザベル・ユペール。
「クルエラ」などの
ジェニー・ビーバンが
衣装デザインを手がけた。
社会問題をえぐる衝撃作や、
世界的にヒットする
超大作もいいんですが、
今作のように
「難しいことはなにもなく
抜けるような幸福感が
ずっと続く映画」も
とても良い
例えば心がカラッカラの
砂漠状態だったとしたら
まるで恵みの雨をもたらしてくれる
そんなイメージの映画ですね。
とのコメントがあって
心に残っていました
確かに派手な演出は何もなく
WOWOWのW座からの招待状では
「ただ、女の人がパリに服を
買いに行くだけのことを
描いた映画」と
言われていましたが
まさにその通り
しかしミセスハリスには
親切でおせっかいな一面と
家政婦であっても
「インビジブル」(透明人間)と
揶揄されたくないプライドが
あって
それがこのストーリーを
生み出したのだと
思います。
世の中に透明人間はいない
だれもが必要とされていて
その存在価値があるのだと
信じています