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ぺきんのぺ

お金と時間と体力がないので、時々だけ北京に行きます。

<前のお話

彼女と知り合ったのは、北京の日本人スナック。
長い髪と、すこし突き出たぽってりした唇のかわいい小姐だった。

はじめは僕の友人の担当だったが、友人があまり店にいかないせいか、
僕についてくれるようになった。

お店では彼女に中国語を学び、彼女に日本語を教えた。
だんだん二人の距離は近づいていった。

夜は店で働く彼女と会うには、昼間しかない。
休日には、朝から北京市内の観光をして、夜には一緒に店にいく。
同伴通いと同じだが、二人にとってはデートの締めのようなものだった。

彼女の故郷は吉林省の長春。
そこから北京にひとりでやってきて、スナックの寮住まい。

そんな彼女にとって、僕はどんな存在だったのだろうか。

僕には日本に恋人がいた。

彼女も、それにはうすうす気づいていたようだ。

僕は、北京の彼女との距離に絶妙を保っていた。
近づきそうになると、深入りしそうになると、僕はすっと我にかえる。
彼女もまた、好きだけど、好きになってはいけない、と思っていた。

手をつなぐ瞬間をお互いに迎えるまで、どきどきは途切れなかった。

好きだから、しょうがない。
好きだから、ずっと一緒にいたい。

そんな想いが、現実を追いやっていたのだろうか。
北京でのひととき、二人は幸せな時を過ごしていた。



彼女の突然の別れの電話のあと、
僕は、北京にいくまでじりじりとした日を過ごしていた。

彼女は店を辞めていた。
店の彼女と同僚のコを昼間に呼び出し、彼女の様子を聞いた。

「・・・彼女、結婚するんだよ」

僕は頭が真っ白になった。同僚のコに話の続きを迫った。
同僚のコは、僕の目をじっとみながら、片言の日本語まじりの中国語で、
ここ数ヶ月の彼女の様子をはなしはじめた。

そこには、いかにも中国的な真相があった。


つづく

$ぺきんのぺ-彼女
中国中央テレビは中国の国営テレビ局で
中国語では「中国中央电视台」
英語名は「CCTV(China Central Television)」といいます。

CCTVの元本社は北京市の西の海淀区にあったのですが、
2000年からさまざまな部門を一つにあつめて、
東側の朝陽区のCBDエリアに新本部として建設が計画されました。

$ぺきんのぺ-CCTV1280 $ぺきんのぺ-CCTV

真ん中に穴があいた特殊な形は、一度みたら忘れられません。
都市計画の模型をみたとき、本当にこんなビルが建つのか信じられませんでした。

設計は、オランダのロッテルダムのOMA(Office for Metropolitan Architecture)
という設計事務所。建築家レム・コールハースの指揮だそうです。

起工式は2004年9月22日に行われ、2008年8月までに完成。
北京オリンピックに間に合わせたそうですが、できたのは外観のみ。
2010年5月現在、まだ稼働してないと聞きました。

それでは、花花公子が見守って来た
CCTVビルの建って行く様子をご覧頂きましょう。

$ぺきんのぺ-CCTVなし
$ぺきんのぺ-CCTV
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$ぺきんのぺ-国貿

このあと2009年2月9日、本部ビルの隣のCCTV文化センタービルが火災になりました。
私は、この火事のとき北京にいました。その時のお話はまたの機会に。

$ぺきんのぺ-CCTV

すごいスピードで建ち上がった超近代的なビルの姿ですが、
このような風景は、急激に開発がすすみ、
新旧入り交じったいまの北京を象徴するものですね。
2003 2005 2008 2009 2010

「どこか美味しい店に連れて行ってよ」

と友人に頼むと、天壇公園の近くにある、おかゆ鍋の店に行こうと言う。

ぺきんのぺ-粥鍋

2006年頃、このおかゆ鍋が北京で流行っていた。

出汁をベースに薄めのおかゆに、クコの実などの滋養にいい薬味が浮かぶ。
ここに海鮮、野菜、キノコなどを入れて、鍋のように食す。

魚のすり身の団子、小アワピ、ぷりぷりの肉ワンタンなどの具は、
あっさりしたスープの中で、素材の味そのままの味わい。

しゃぶしゃぶのように肉を入れる事もできるけど、
せっかくのデリケートなおかゆの味が濁ってしまうので、
入れるなら最後がいい。

ぺきんのぺ-粥鍋

さて、登場したのは、生きたすっぽん。
コラーゲンたっぷり、ぷりぷりの甲羅はメインの具として絶妙。
肝と血は、白酒(バイジョウ)で割って飲む。うう、効くーーーっ!

$ぺきんのぺ-粥鍋すっぽん

$ぺきんのぺ-粥鍋すっぽん肝

ヘルシーだけでなく、滋養強壮、美容にもいいので、
女性にも人気のおかゆ鍋。日本にもあればいいんですがねー。
2006

ぺきんのぺ-粥鍋

ぺきんのぺ-粥鍋


北京に行ったら、CD屋さんを覗いてみてください。
もちろんDVDも売ってます。

$ぺきんのぺ-CD屋

世界各国の音楽CDが並んでいますが、
特に注目してほしいのは、アジアのアーティストの国々の豊かさ。
中国のアーティストはもちろん、香港、台湾、韓国、日本。
ここには、国と国との政治の関係などは、関係ありません。
台湾や香港の歌には、ほんとにいい曲があります。
メロディーも編曲も斬新で、ノリもよく、印象に残る作品です。

確かに馴染みの薄い中国語などの歌詞なのですが、
世界的に有名なアーティストもいます。でも日本では全然知られていません。

一方、中国の若い人たちに、日本の音楽は人気があります。
倖田來未さんや、浜崎あゆみさん、中島美嘉さん、SMAPなどが有名。
楽曲は中国語でカバーされています。

$ぺきんのぺ-CD屋

日本のCD屋さんには、中国や香港のCDは並びませんね。
北京(香港や台湾も)の若い人たちは、アジア中の音楽を楽しんでいるのに、
日本には、洋楽、邦楽と分けてあって、アジアはせいぜい韓国しかない。

日本はアジアの文化の中で本当に孤立してないのか、
心配になりました。
2004


$ぺきんのぺ-カイロ

この褐色の液体が入ったビニールの袋は、なんとカイロ。
「熱宝」(ルーバオ)とかいう名前で箱入りで売っていますが、
エコカイロとか、マジックカイロともいわれているそうです。
一個、5元(約65円)ぐらい。

$ぺきんのぺ-カイロ

袋の中には金属の小さなお皿のようなものが入っていて、
これをへこみを指で押してパチンと裏返すと、
なんとそこから中の液体がみるみる白濁、硬化(結晶化)して、
袋の温度が上がっていきます!

$ぺきんのぺ-カイロ

結構な温度であつあつですから、50度ぐらいはありそうです。
だいたい1時間~2時間で冷めてしまいますが、
お湯につけると、また白い結晶が溶けて透明に戻り、再利用できるのです!

それでエコカイロっていうのですね。

でも、再加熱することでビニールの袋がよれよれになってきたり、
温度の持続が悪くなったりするので、
結局は1度で捨てちゃいます。(;^_^A
2003 2010