本日1記事目





今日はツキイチデー。

(月に1回メンバーさんからの質問や相談に答える非公開デー)



29歳になったメンバーさんから、

Meg.さんの29歳時代教えてくださいと聞かれて


義母とのことがつらつらとでてきた。



めぐみちゃーん

稲刈りあるからおいで〜


めぐみちゃーん田植えだからおいで〜


めぐみちゃ〜ん嫁さまが集まる会があるからおいで〜


めぐみちゃ〜ん

団子つくっからおいで〜




結婚して5年間、

母がそれで苦しんだように


嫁姑の関係はうまくいかないもの、


姑というものは嫁に意地悪や嫌がらせをするもの、

と思い込み



農作業の手伝いや

地域の行事に呼び出されるたびに

夫や友人に愚痴る日々。






春夏秋冬、

季節の色が変わり

季節の行事があるたびに


またあの時期かあ、と憂鬱になるのは


わたしが相手を意地悪な人だと決め


自分をそうされて当然な下級立場、だと思い込んでいたから。



ひねくれるわたしは

嫌なら嫌だと言わず

愛想笑いで察トレばかり繰り返し、

腹の中では相手を否定していた。


新婚時代の20代を

ほとんど悪意解釈で過ごしたと言っても過言ではない。



そのくらいタチが悪い捻くれ方をしていたのだ。



29歳、

5年の日々を義母は諦めなかった。


言うこととやることが違うわたしに

まっさらな心で真っ直ぐ、

矛盾を聞いてくる。


わからないことは

「お母さんがバカなもんでわがんねだあ。おしえで〜」と言う。



わたしの嫌味や皮肉や遠回しの意地悪を聞かず


わたしの中に隠れてある愛情を引っ張り出し、

皆の前で素晴らしさを讃えた。


ご飯支度が手際よくできないわたしの、

ブロッコリーの茹で方を、

おばあちゃんと褒めてくれた。


生意気で、理屈っぽく

言い訳が多いわたしに、


それを指摘せず、

がんばってる部分だけを

長々と並べて


めぐみちゃん、よくやってる、大したもんだあと伝える。



わたしが、父や母の愚痴を言えば

めぐみちゃんのお父さんお母さんはどんなに大事に育てたかわがんねよ〜と教えてくれた。



亡くなったばあさんに、

可愛いめぐみちゃんを会わせたかった、と言い


きっと可愛がってくれたよ


と、何回も何回も同じ話をした。



ある日、

この義母が話していることが

愛情にしか聞こえなくなった。


悪意にばかり聞いていた言葉が

一気にひっくり返り

愛情に裏返って


それ以降わたしの見える世界は愛情に満ち始めたのだった。



5年という月日の、

義母のあきらめないしつこさと

真白な心、

目の前の人を信頼する強さが、


捻くれたわたしの、

解釈をまるで変えてしまった。



時々わたしも

義母が乗り移ったかのようにしつこく、諦めが悪く人と関わる。


自分を、相手を

愛情を

生命力を、

豊かさを信じて。


そして誰かは根負けする。

あの頃のわたしのように

愛情を信じるしかなくなって。


今日もあなたは愛され、

生命力に溢れ

豊かさをばら撒いている。


いつか誰かにも

教える役割がある。


あなたもわたしも、

愛を知る人だから♡



Meg.