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今日の夕飯は

母が茹でたとうもろこし。



前回はこちら



わたしがお昼寝してる間に

母はスーパーで買ってきたとうもろこしを茹でる準備をしていた。



起きたら生のとうもろこしが置いてあり

わたしは母にお任せして、

作ってもらう側で待つ。



料理に自信がない母は、

どれが正解か?を持たずに


かつては父の舌を正解にし、


今はわたしや夫の舌に合わせようとするから

まごまごしてハカハカしている。



母よ。


娘のわたしは、

母の作ったものに一度もケチつけたり

罵倒しないのよ。




母は、


お湯は沸騰させてから入れたらいいか?

塩はいつ入れるのか?

茹で時間は何分か?


矢継ぎ早にわたしに尋ね、

オロオロしながらとうもろこしを茹で上げた。




わたしは、


わあ。美味しそう♡



と言ったのに



母は、

間違えたかもしれない。

塩が足りないかもしれない。

お店では朝のとりたてだって言ってたから買ってきたけど。


と、言い訳のオンパレード。


言い訳をすればするほど


母はわたしや夫を

何かケチつける人に仕立て上げるのだ。



お母さん。

とうもろこしが美味しそうだね、

ほらプリプリしてるよ。


あ、甘い甘い。

美味しいよ♡


と、

たたみかける。笑





わたしなんか可愛くない

わたしなんかが、役立たない

わたしなんて愛されてない


とばかり信じる人に



あなたは大事にされている

あなたは素晴らしい人


あなたは可愛いめご子だよね?


と言うみたいに。



いつだったか、

わたしが父から言われる言葉を悪意や否定に受け取り

腹が立ち、悲しくて


どうせわたしは父から愛されてないから、と話していたら、


アメリカンYOUは、

わたしに、


あなたには価値がある。

あなたがそれを信じていい。

あなたは何を信じてる?


とずっと伝えてくれていた。

何回も何回も。




こうしてわたしが受けた愛情や信頼は、

目の前の、

愛情を信じきれない人に返している。



朝ドラの主人公、万太郎は

自分が教授から受けた恩は、

植物学への貢献で返す、と言った。


愛情や恩は、必ずしも本人に返さなくとも

もっと大きな循環で回してお返しもできる恩送り。



夕方、母のゆでたプリプリのとうもろこしを食べながら、


夕焼けを眺めた。


いつか。


母が思い出すわたしの顔は、


母の料理も心から楽しむものであったらいい。



それもまた、わたしの幸せに付け加えておく。








Meg.