本日1記事目



え〜!捨てられてるぅう!


もう、お母さんたら!




今朝、昨日作っておいた天かすが消えている。


天かすは、袋に入れられて

ゴミ箱の中にあった。




あーあ。

あの天かす、うどんに入れたかったのに。

お好み焼きやたこ焼きに入れたかったのに。




わたしは一気に気分を下げて不機嫌になる。



むしゃくしゃして、

母が起きてきたら開口一番

母をなじりたい気持ちである。




そして、それが本当にわたしがしたいことなのか、

天丼のタレを煮詰めながら考えた。




わたしが天かすを捨てたことを責めたら

母は黙って、

あら、悪かったね、というだろうし


だって知らなかったから、というだろう。



娘に朝から叱られていい気持ちはしないだろうな。



だって母は昨日、わたしや家族のためにあれもこれも愛情だけでしてくれてたから。



わたしは瞬時に湧く悪意解釈を

愛情解釈にしてみる。



母の昨夜わたしにしてくれたことを思い出し、

母の愛を想像したら

母を責め立てたい気持ちは消えて、

ありがとうがムクムクと現れた。



そんな時に、母はおはよう、と起きてきた。

昨日していた関節を守る指当てはしていない。



お母さん、

昨日、関節が痛いのに

天ぷらの野菜切ってくれたり

茹でたそばをザルで水切りしてくれてありがとうね。


指、大丈夫?



大丈夫だよ〜💕



洗い物もして、油まみれなIHも拭いてくれてありがとう。

おかげで綺麗になった!



はーい💕



ここからわたしの要求も伝えてみた。



わたしが伝えなかったから、

お母さん天かすを捨てたと思うんだけどさ、、


次から捨てる前に私に確認してくれる?



あ、あんた

昨日どうりでお皿にきれいに入れてたもんね!


アレ使うやつだったんだ!

ごめんね〜



私が言わないからお母さんがわからなかっただけだよ。

次から私もいうからね。


お母さんも、わたしにきいてちょんだいよ。


わたしね、天かすを夜うどんに入れたいな、とか

お好み焼きか、たこ焼きに入れたくてとっておきたかったの。



あー、そうか。

天かす使うつもりだったんだね。



愛情解釈から伝え始めると

母と私の理解は深まる。



母も理解されて

私も理解される。




母は無駄に人格を否定されたような気もせずに

ある一点だけを次からこうしようという策をねり、

2人はこれから天かすについて

イヤな気持ちにならないのだ!



こうして母娘は

一緒に暮らしながら

仲良く生きる。


世代も価値観も違うからこそ

自己紹介しあって、

愛情として感謝し、労い合い、


その上で断ったり交渉するのだ。


お互いを尊重して大切な存在と扱えるまで。



12年前、母に腹に溜めた気持ちを言えずくすぶり、

いつしか恨みにも似たどす黒い塊を育てたことがある私が


今50になり

瞬時にする悪意解釈の習慣をやめ、

大事にしてる愛情解釈で


こうして今朝のわたしのマグマの火の元を消すのである。



食卓には昨夜の天ぷらやうどんが並び

自由や違いを訴える朝ドラをみる。


テレビの世界のことではなく

家の中で、台所で起きることとして、

実際に口に出して。




さあ、今日も愛されるわたしに、あなたに

トンチのようなクイズが出される。


悪意解釈から愛情解釈へ。

愛情解釈した上で、

自分も相手も大事にできるかを試される。


自分の中の完全な純粋な者から。





こごみの天ぷら




関西だし風につくってみたうどん💕


Meg.