本日2記事目  











娘が帰省して、

わたしは毎日料理で、

夫は運転で

ばーちゃんは洗濯やアイロン、歩行車でいちご大福買ってきて


娘を喜ばせる。



わたしたちは、それぞれの得意分野で

娘に与えまくる。


娘はそれを軽々と受け取り、

美味しそうに食べ、

観光を楽しみ、

ありがとう💕︎💕︎と言って喜びはまわる。




こうやって、わたしも

父や母や祖母に帰りを待ちわびられ、

心配され

次に会うのを楽しみにされていた。


父や母は、


開拓した美味しいお店や

お寿司屋さん、焼肉屋さん

雑貨屋さんやデパートのハシゴに付き合ってくれた。



私に食べさせたい

特別な食材でパンパンになった冷蔵庫。


親のスケジュールは、娘であるわたしに合わせられ

その期間は、わたしのために捧げられていた。



父は運転と、美食と外向的なもてなしで、

母はおしゃべりと買い物と女同士の銭湯で、

わたしに愛情を示した。



わたしも、娘のように大事に大事にされていた。

親の立場で、初めてわかる色々なこと。



娘は直ぐに私や夫に

してもらったことを教え、ありがとう、と伝える。


わたしが40年かかったことを、

ずっとそうしていい、とみせてくれた。


ママもそうやって親の愛を素直に受け取っていいんだよ、と。




夫とスーパーをうろつきながら、

娘に食べさせてやりたい料理が

全部作れないまま

もう明日いなくなるんだね、と話すうちに


あのこから貰った愛情が返しきれないなあ、と思う。



泣いていい

怒っていい

断っていい

愛されていい

ユニークでいい

違っていい


大事にされてる人だよ、と


あのこから

いつも教わる。




3人から4人分に膨らんだ家が、

娘がいなくなれば急に物足りなくなる。


最初から3人の家だったのに。


足りない、欠けた、と思わせるくらいに

存在が甘くて大きい。



そして、欠けたような家で

どうせ3人暮らしに幸せに満ちていく。



Meg.