本日1記事目


母が腰痛で歩けなくなり、

市から1ヶ月間無料で借りていた車椅子。


結局は一度もお世話になることなく返却。




ダスキンからレンタルしている歩行器は、


夫の提案で、ネットから購入しよう、となった。




朝からネットの様々な歩行器を比較して、

母に合うものを探していた夫。



どうしたら夫みたいに

血もつながらない妻の母のために

こんなに一所懸命になれるんだろう。




今見ているドラマ、ブラッシュアップライフの影響で


夫は人生何周目なんだろうと考える。



あんなに人に愛情を注ぐ親のもとで育って

自分は満たされた人が、


わたしや娘にあげるだけでは足らずに、

義母であるわたしの母のことにせっせと世話を焼く。



プラゴミを間違える母に根気よく説明するし、

歩行器の違いを母がわかるように教えてる。



わたしは二人がパソコンの画面を見てる姿が美しくて

後ろから写真に収めた。

後から娘に送ってあげよう。


こんなあたたかな光景が、

あの子も癒しになるから。




不幸を集め、やられたことを盛って話すわたしから

幸福な切り取りを残すわたしになった。



今日はオレンジだ、という夕焼けは真西に絶景を移動させてる。

引っ越した時はもう少し南に太陽が落ちていたのに。







今日も目を凝らし、耳をすませばあちこちに幸せは隠れるように佇む。


一周目では見つけられない伏線を

二周目に回収する。



わたしの人生が今世限りなら

やっぱりこの家族のあらゆる愛情を探し出して、

旅立つときに大満足していたい。



カレーは圧力鍋にかけて

圧を抜き、

お腹を空かせて楽しみに待たれる。



夫に、母への親切をありがとう、と伝えて

きっと来世も関わるだろうなあ。と予感している。



Meg.