本日2記事目


母は最近体調が良いらしい。


トイレ掃除の後、お風呂の頑固な排水溝まで綺麗にしている。


元気な日は掃除機をかけて、水拭きもする母は


今日はガス代の五卓もはずしてお掃除。


背中が痛いわたしは、

デスクワークを休み

母に習って二階を掃除して

夫とお散歩。


座るより立ったり歩いたりする方が痛くないのだ。



帰宅してから母と夕飯をこしらえた。





母の大好きなかぼちゃを

どう調理しようか?と考えて


母の好物の天ぷらに決定。




そしてかぼちゃの種をとりながら、


昔母の祖母が、種を天日干しした後、中の種を取り出して

炒って食べた話を聞かせてくれた。


わたしが20代の頃

毎日のように一緒に過ごしたチャイニーズYOUは

かぼちゃを料理すると、やはり天日干しして中の種を必ず食べていた。


種は漢方。


当時かぼちゃの種はスーパーにもない時代で

子育てに精一杯なわたしは、種をそのように手間をかけて食べることなど考えられなかった。


種、捨てるならちょうだい。


チャイニーズYOUはいつもわたしのかぼちゃの種を持って帰った。



母が取った種。



ねえ。それ干して食べようか。



わたしが言うと母もノリノリ。

やろっか!!


わたし本当は、こういうことに手間ひまかけるのが好き。


そう話すと、母も

なんか楽しいね!と

とった種を洗って、綺麗にし始めた。


母と暮らし始めて

わたしはいつだって、母と何かしてみたい。


花を植えてみたり

旅に出たり

近所を散歩したり

本を読んだり映画を見たり


二人の、まだしたことがない

かぼちゃの種を取り、食べてみることは


お正月より何か贅沢で

旅行よりワクワクする。



買えばすぐに手が入ることを時間をかけてわざわざしてみる。



わざわざ本屋にまで行く。

わざわざ野菜の苗から育ててみる。

わざわざ天日干しをして種をとる。






早速明日の朝、朝日が当たる東の窓辺に置かれたかぼちゃの種。


母は、夫に、

明日カーテン開ける時、きをつけてね。

めぐみと実験してるから💕


夫は

え?わざわざ種を?


と言って

女二人は、そう!わざわざーー💕

と喜ぶ。


1週間干すらしい。。


わざわざ!


こんな時間を小さい頃からしたかった、と気がつく。


仕事ばかりの母を独り占めして

一緒に何かをしたかった。


今日からかぼちゃの種を愛でる日が続くだろうな。

母と二人の家の中での楽しみ。


Meg.