本日2記事目


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ラーメンみんなで食べに行かない?

母を誘ったら涙目。



あら?どうしたの?

と聞いたら



めご子(孫)が帰るから寂しくなった。


と、号泣。



父のことで混乱してたわたしは

母の涙につられていろんな気持ちで一緒にワンワンと泣いた。


洗面所で二人で。




いつでも帰ってくる孫に、

そんな風に泣いたことなどなかった母。


弘前にわたしが娘と帰省して

帰る時だって


娘が東京に旅立つ日だって


わたしの隣や後ろから

またね〜。と笑って手を振る母だった。




今、母の気持ちがわかる気がするのは気のせいか?


自分が歳を重ねて

去年より動かないとか

去年より腰や膝が痛い回数が増えたりするたびに、


親が入院したり

一年前とは体力が違うのを目の当たりにした時に



今は今しかない。と

眩しい子を、心のひだまで焼き付けたいと思っている。



コロナ禍になり

自由にいつでも会えるよ、は、

当たり前ではなくなって、



76歳の母が思う孫のことは

50のわたしには想像しきれない。



夕方母と台所に立ち、

今日の娘はこうだった、とユニークな振る舞いを話す時


母はケラケラと笑い

赤ちゃんの時のあの子の話をして懐かしむ。


どんな大人になるんだろうね。



母が楽しみにしていた泣き虫の赤子は、

今や24になり、会社勤めの社会人。

一人で東京を謳歌して、料理をし、元気に生きる。




めご子に、ばあちゃんは何にもしてあげれなかったけど


あの子はいるだけでばあちゃんを幸せにしてくれてるから。



そう言ってこの世の終わりのような泣き方をした母。



ばあちゃんー

わたし、また来ちゃうんだけど〜!


娘は泣く婆二人の前を笑って通り過ぎた。



ばあちゃんの気持ちなどわかるはずもなく。

わからないから若さをもてあましたりして。



わたしは気がついたら50歳にまでなり

母と一緒に泣き、

泣くくらい幸せな生活を思い知った。



洗面所の朝。大好きな母と。




結局、母は行かなかったラーメン!

娘と夫と食べました。


Meg.