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BSで昔の朝ドラが再放送されている。


芋たこなんきん





は、2007年に放送された作家田辺聖子さんが原作のドラマで

わたしが見逃していたもの。



わたしが田辺聖子さんにハマったのが、

映画ジョゼと虎と魚たちのDVDを見た2007年以降(映画は2003年公開)に見たことがきっかけ。


原作はなんだろう?

と短編小説のそれを読み

次々と田辺沼にハマった。



ジョゼー。は、

田辺聖子さんの原作を

渡辺あやさんが脚本を書き

犬童一心さんが監督つとめた。


その頃本を貪り読んでいた時期に

同じように本好きの友だちが

犬童監督や渡辺あやさんの脚本作品を片っ端から見ていて


わたしも次々と見ていた。

(好きな脚本家さんの作品を見たい)



その中で出会った宝物の一つが

田辺聖子さん。



そうして田辺作品にもどっぷり夢中になり、部屋のあちこちに本を置いて、その表現や物語の面白さに圧倒されていた。



朝起きれば物語の続きが気になり

夜寝るまでその世界に浸った。



芋たこなんきんが再放送になるとわかって、

毎朝見るのが楽しみなわたし。


なんと言ってもこの話は

田辺さんの半生を描いていてる。

でもわたしはなぜか、このエッセイは読んだ記憶がないのである。

(所々、田辺さんは旦那さんのことを書いていて、素敵だなあ、と思っていた)


田辺さんの小説で好きなところは、

関西弁の男女のやり取り

田辺さん解釈の人間観察と


人の営みの中に必ず湯気が感じられる食卓がでてくるところ。


わたしは田辺さんから

九条ネギを知り、東北にはないその青いネギをいつも涎を垂らしながら想像していた。


鍋のネギは青い部分だけ、

九条ネギをどっさりと入れなければならない。



京都の旅館で初めて本物の九条ネギのすき焼きを食べた時、


ああ、あの九条ネギだ!と興奮したのを覚えている。



田辺さんの物語はいつでも賑やかで、

未熟で正直で

温かい人間関係が描かれる。


誰かはいつも誰かのために調理をして、

食事をしている。



口に食べ物を入れながら

喧嘩をし、口出しし、言い返し

やんややんやと消化してゆく。



関西の人を好ましく思うのは

田辺作品の影響かもしれない。

人情味が溢れる、おせっかいにわたしも入りたくなる。



本を断捨離しても、

田辺作品のこれだけは残しているものは、


苺をつぶしながら



私的生活



言い寄る



ああ、また読みたい。

今のわたしならどんな解釈をするんだろう。





そう、田辺聖子さんは

いつもわたしに、眠っていた愛情や言葉にならない気持ちを思い出させてくれる人。



芋たこなんきん。

みなさんもいかが?


Meg.