本日2記事目


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メグ。。

ごめんね。

わたしの料理、足りませんでしたね。



チャイニーズYOUの家で、YOUが作ってくれた料理が次々と出されて

美味しい美味しいと全部食べた後に


YOUが申し訳なさそうにわたしに言った。





聞くと、


中国では、誰かが作ってくれた料理は、少し残すことがマナーで愛情の意味だという。



それが、

あなたの作ってくれたものにちゃんと満足している。

わたしの食欲を満たした。

というような捉え方。




わたしは、


「あ!!

全部食べちゃったら、足りない、っていう解釈なの??」



と驚いた。


料理は足りないどころか、わたしは満腹で動けないほどの量と

それくらい美味しかったから。



わたしは

相手が作った料理は残さず食べるのが愛情だと思い、


YOUは、

全部食べてしまわれたら足りないの意味。

だから大量に準備していたのである。



こんな風に愛情は、国が違えば正反対の行為にもなる。






わたしとYOUは、23歳と22歳で

この真逆の文化に気がついて

ケラケラと笑った。




他にもわたしたちは違いがたくさんあった。

そして違う分だけ、愛情の表現も異なる。



YOUは小さい頃から母親に、

あなたが考えて決めなさい。と言われたと言い


わたしは小さい頃から、何かを決めるのはいつも父で

わたしの気持ちを無視されていたと感じていた。


YOUもわたしも一年違いで出産し、母親になったら

私たち二人の子育てはまるで反対だった。



ある日YOUは、


メグ。わたしはね、

小さい頃からお母さんに

あなたが考えて決めなさいと言われてきてね


それは子供の頃からすごく大変なことだったんだよ。


わたしはメグみたいに

ずっと親に決めて欲しかったから。

わたしが決めるといつも責任はわたしになるからね。






だからYOUは親になってから

人生の選択の時はいつも子供より一所懸命になって、決めていた。


勉強や習い事や受験のこと。



自分は決めるのが大変だった。

子どもにその苦労させたくない。



ああ、人はみんな自分がベストだと思う愛情で育ててる。



YOUをみて、よくわたしは父を重ねた。

よくYOUも、お父さんの気持ち理解できる。と言ってくれた。


親から信頼され、愛されて

少々強引で行動的なYOUと


親から離れるのが早く

自分で何でも決めざるをえなかった父と。




子どもたちを後ろに乗せた自転車で公園や

お互いの家まで走った。


子どもたちを遊ばせながら

自分達がどう育てられてきたか

日が暮れるまで話した。


わたしの家にいる時は

わたしが作ったものを

YOUの家にいる日は

水餃子や肉まんを帰りに持って。



わたしは父の愚痴になり

YOUは母親への愚痴になり

それは正反対の性質を理解できずに苦しむ娘たちが、

訴えていた愛情だった。




「台湾で本が翻訳されたんだよ。」とYOUにメールをしたら、


わたしは中国語で翻訳したいなあー!

と返って来た。
















全く違う二人で

全く違うやり方で

愛情を子どもたちに注ぎあずけた20代の日々と


いつか、YOUの国に

わたしたちの青春が

記録されるのかな?と

自転車に乗った日を思い出している。




Meg.




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