本日2記事目



嫌だ、やめて。

と伝えてるのに

なかなかやめてくれない


こんな時よくありませんか?



例えばわたしの母は

父の愚痴を言い続けた。




わたしは毎日、嫌を伝えてみた。





「それ聞きたくない」


「それ本人に言って」


「お父さんの悪口なら、わたしの悪口とも同じ。嫌な気分になるから言わないで」


「やめてよー!」


「お母さん、わたしそれ聞いてると具合悪くなるんだ。わたし以外の人に話して」



ありとあらゆる角度から伝えても

母は口を開けば父の愚痴になったわけです。





で、

そんな母が、

ぴたりとやめてくれたのが

嫌だと言い始めてから一年後!





いつものように言うと



母が急に驚いて

初めて聞いたかのように


アンタ、そんなに嫌だったんだ!?!?

お母さんにちゃんと言わないとわからないよ!


と、逆に言われたのです。笑笑笑




つまりどう言うことか?



母にとって、娘に愚痴ることは当たり前で正しくて、好きなことだった。


だから娘が本気で訴えているとは理解してなかったのです。



母は愚痴を言い合う家庭で育ち、

母もまた親から愚痴を聞かされた娘だったし、

姉妹が集まれば子どもたちは別室に行かされ

夫たちのここがひどいよね〜、と被害者の訴えを聞き合って

笑って盛り上がっていたのです。




父の愚痴は

味方同士、分かり合える者同士のおしゃべりの種。

スッキリするもの。


母は、娘を喜ばせてもいると思っていた。


つまりは好意です。

嫌がらせじゃあないんです。






愚痴に対する解釈や温度が

私と母で違っていた。


だから、

「嫌」という本気度がなかなか伝わってなかった。




例えば子ども同士で

片方はプロレス遊び

片方は痛い、やめて、

となる時も


片方は遊びだから楽しい

快楽だからやめたくない。


片方は延々訴えても本気にしてもらえない。


こんなことがいじめ、と扱われますが

今わたしならこの行為について

お互いがどんな気持ちであるか、聞いてみたいなと思うところ。


そこがわかって、さてどうしましょうか?

と本人たちが決めていく。


最初から被害者、加害者ではなくて。








また、反対にわたしが相手が嫌なことがわからずに

正しい、良いこと、楽しいことと思うあまりに、


いくら嫌だと訴えられても

本気にできないことがある。



幼い頃の弟へのじゃれあいが、

弟からみたら嫌な時



夫は日程を前もって知りたいと何回も訴えても

夫ぬきで平気で日程を決めていたり。

夫が怒っていても、なんで怒るんだろう?と理解が遅かった。



娘のものを勝手に物を捨てたり、片付けたりしないで、というのを

母親だから、といってやってしまう。

娘は泣いて訴えてもやめなかった。。



自分が、相手の「嫌!」を訴えを軽々スルーしているとき。


自分が正しいと信じてしまってる。


自分は、好意なら許されると思っている。


自分にとって楽しければいいと思っている。



独りよがりで

相手を無視して、

めちゃくちゃ傲慢なんです。



それで、

この正しさの違い、

楽しいの温度差

熱量の違いは


母に訴え続けてやっと相手が気づいた事件から

わたしの中では、長く時間が必要なこともある。と

気がついてきました。



娘のものを勝手に捨てていた頃、

わたしはなんて娘はこだわりがあって頑固なんだろうか?

とばかり思って


わたしが勝手に不法侵入したり、

相手の尊厳を無視していたことに気づいてなかった。




カウンセリングをした時に

そこを丁寧に掘り下げた時に

自分だけの正義で行動していたんだ!とハッとしたんです。


(あーあの時よく聞いてもらってありがたい。と今でも思っています)


それで今、わたしが根気よく夫に伝えているのが


夫は好きで楽しいと思う、

夫婦で一緒に楽しみたい番組を見せてくれる時


わたしは興味の度合いや

同じようには楽しめないことを

あの手この手で伝えてみています。



夫は旅番組なんかを夕飯時に用意してくれるのですが、

わたしは興味がない時があるんです。


特に、

夫かや最初から最後までちゃんとみてほしい!と言われると見る前からプレッシャー!!





昨夜は、最後までちゃんと見て!と言われずに

ただバス旅が流れていた。



わたしは見たり見なかったり

途中他のことをしたり

最後どうなったか?まで

自由に見れたことが楽しかった。



わたし、

時々経過を見たり

途中他のことをしながら見るのが楽しいの。


と昨夜夫に伝えてみた。



夫は、

ふ〜ん。



でした笑笑


伝わったかなあ?

まあ、これも差があることなので

ゆっくりと時間をかけます。





Meg.