本日3記事目



好きなことをする、って

人を元気にするなあ。と

いつも思う。



数千円を出して買った

写真集を眺めてるだけで

カナダの気候や大らかさを思い出したり、

あの時の勇気や楽しさをたちまち今に手繰り寄せられる。




写真集をみてるうちに、

写真家のマインドってどんなだろう?と空想して

お散歩中にとても楽しかったんです。


わたしは旅に出たら風景や歴史や観光より

人に興味があって

スナックで出会う人と繋がれたらいい。


で、写真家の吉村和敏さんが

写真を撮りたいから食事にあまり興味がない、と言っていて

それがとても面白いなと思った。


写真、て、結局はお天気や日の光、雲の流れ、自然との対話だから

ずっと同じ場所でいい時を待つ。


食事よりそちらに集中したいわけです。


時間が勿体無い。

そんな話もしてらして

外に出たがらないわたしには新鮮なのでした。



私は外出するときは、

散歩も買い物も、

いつも気がそぞろ。


頭の中は、いつ不整脈が起きるのか、

いつ不安になるのか、

いつ発作が起きちゃうのか、


とばかり考えてる。。



でもね

わたしが写真家だったら?


きっと今しかない目の前に映る景色を

こんな構図で、とか

夕焼けの空の色、とか

光と陰とか、

行き交う人の流れとか、


それはそれはベストショットを探すと思うんです。夢中で。



そう考えてみたらね

今日の散歩は見る全てが新しく見えた。


看板や

家の窓枠や、

雲やちらつく雪

車の色

長い影

バス停に書かれてある文章





外出は外に出る練習、から


私は今しかない素敵な瞬間を

目に焼き付けるぞ!

ってなった。


これも、写真集を手にしたことの副産物。





好きの最初はほんの小さな点。



赤毛のアンにハマって

母と映画を見に行ったり

本やアニメを見たり

地理を調べたり

カナダに行くと決めて毎日体づくりをした。


カナダから帰国しても

カナダを思い出して花を植えた。

花を育てるって

朝露や澄んだ空気や、

湿度や乾きを直に感じることでもあった。


写真集も買ってみたら、


今度は写真家の人の目線で物事を考えてみたりしてる。



自分だけで楽しむための好きは、

こうもわたしを元気にしては、

人生を色濃い影響で支配する。

とてもポジティブに。




点は増えて、いつか繋がって

喜びだらけの気づきと幸せな循環となる。



ほんの小さなきっかけ。



幸せに、健やかにしてくれる

好きなことたちは

こんな風に私を豊かに肥らせて

今日も退屈させないでいる。




なんの木?

Meg.