本日1記事目



わたしには娘が一人いる。


娘が産まれたからって

誰かへの愛情は減らなかったし


減るどころか、ドバドバと増えてしまった。



何かを慈しむとか愛するってすごいことだ。




そんなわたしなのに


娘が家から離れて

都会を楽しみ出せば


わたしのことを忘れるかも

などと考える。







ドラマ、アンという名の少女の中で


アンは、

実の両親について知りたくて、遠出をして色々調べる。


孤児院からきたアンを受け入れ育てきたマリラはそれが不安で、

アンの行動を厳しく咎めて外出禁止にしてしまう。





マリラの兄、マシュウはそんな妹を間違っている、と非難した。

思いやりがない行為だと。


お前は今、アンを失うのが怖いだろう。

しかし、こんなことをしていたら

今すぐ失う。



アンは誰よりも幸せになるべきだ。


わたしらの義務は、その手助けをすること。

邪魔をすることではない。

と。




知人の赤ん坊を世話しながら

マリラは考える。

ひとときも目が話せない赤子に、苦労するマリラ。


ほとほとに疲れ果てても

すれ違う人は冷たい言葉しかかけてくれない。



アンを受け入れた当初だって

困惑したり

近所の人に批判されながらも

絆を築いてきた。




赤ん坊を抱きながら買い物先でばったり会った

学校の先生に、

顔を見た瞬間に崩れて泣いてしまうマリラ。





わたしはアンを、自分が産んだ子のように愛してるんです。



自分のしたこと

アンを悲しませてること

マシュウから言われたこと


マリラは母親そのものの悩みを打ち明ける。



先生はこう語りかける。



いいことを教えてあげます。


人の持つ愛情には限りがないんです。






アンがこれから誰かを愛しても

そのせいであなたとの絆が弱まることはありません。



ただ、愛情にはもろさもある。

大事に守り育てていかなければ消えてしまいます。






ーー



さてさて、

わたしも時々忘れるんです。


自分が親が大好きで

好きな人ができて夢中になっても、いつでも真ん中に両親がいたこと。


結婚して、娘が産まれて

いろんな出会いがあって


愛情は限りなくどこまでも広がること。



このドラマの最後は

アンも、マリラも謝罪してお互いに赦しをこいました。


そして

アンが調べた結果、

両親は既に亡くなっていることをわかり、

マリラはもっと手かがりがないか

できるだけ調べてみよう。と

タッグを組んだ。


愛するアンのために。




愛情には限りがない。

マリラの葛藤に、マシュウの愛情に、先生からのメッセージに

切なくて、あたたかくて涙が止まらなかった。



母と台所に立ち、

今日もこの愛情物語を語り、

二人して、

母親同士の涙を流した。



Meg.