本日2記事目
















察する文化って

なんか優しさなんだと思う。


昔からの習わしでしてきたことに意味があるんだと思う。


相手への遠慮や気遣い、

愛情から生まれた事たち。



わたしの親は、来客がしょっちゅう来て

まあ、だいたい昔からの友だちや親戚がくるから


その人たちも

母や父がバタバタしていると

勝手にお湯を沸かしてコーヒーを飲んで待つ。


食事時にくれば

食べたければどうぞ。のスタイルで


遠慮してると、いつまでもでてこない。



だから家に来る人は

コーヒーを飲みたければ自分でお湯を沸かしたり

箱買いして常備してある缶コーヒーやらを貰って飲むのだ。



夫と結婚後

近所付き合いが活発な義父母には、

朝から来客がある。


農作業を終えたあと。

回覧板や集金。

義母たちとおしゃべりしたくて人は集まる。



お茶かコーヒー、どちらがいいか聞くと



だいたいは


いらねー。

すぐ帰る!


で返される。



察しない私は

この地域の暗黙のルールを知る。


2回は断るから

3回勧める田舎ルール。



で。

3回勧めてみると、

皆は、じゃあ。もらうか。


とお茶を受け入れるのだった。






わたしなりの解釈でそれは

客側は、

長居しては迷惑かけるとの思いやりや気遣い。


そして迎える側は、

いやいや、あなたが来てくれて歓迎してますよ。


のコミュニケーションだった。




朝茶は2杯!

これも義母や近所のおばちゃんたちから教わったこと。


1杯なら仏様に出すとおなじ。

人間は2杯お茶を飲まないと。

って理由。


知らなかった。



1杯だけだして、オカワリを一向に進めてこない嫁さまに、

近所のおばちゃんは一喝。


めぐみちゃん。。

朝茶は縁起が悪いからね、

2杯目ちょうだいよ!2杯!


笑笑笑


わたしは皆から、

「何にも知らねえ嫁さま。」として降臨したのである。



そして、

にゃんでそうするの〜?

と毎度聞いて、聞いて、聞いて。。


あーナルホド。と思ったり


ある行事では、

升に小麦粉だか団子の粉を入れるのは

両親が健在な女がやる仕事だからオメがやれ!


と言われて



え?何それ?

にゃんで〜?


と聞いたら



知らねえー!

昔からそうしてんだから黙ってやれ〜!



と言われたのだった。笑笑笑



わたしなら

もし、継承したいことがあるならば、

それがどんな大切さや意味があるか教えて

相手に選ばせてもいい。



と思ったものである。


私はいまだにあの行事がどんな意味があるか知らなくて

なんでなんだろう?と疑問なままである。


で、この話を田舎が大好きな友だちにしたら、


めぐちゃん

意味なんてそんなに大事かな?


やってるうちになんとなくわかることもあるよ。


と言われて

ナルホド。って思った。


地域の中にどっぷり入り

意味もわからないままニュアンスで理解する。


言語だって

赤ちゃんがそうやって話せるようになるようにね。



話が飛びまくる笑笑笑



わたしはね

察しようとしていきてきて、

その殆どは妄想と勘違いに終わってきた体験がある。


だから。もう察するのはあきらめて、

分からないことは聞いて生きてみて

こちらを選んでる。



可哀想にみえたら、きいてみる。

なにかあったか?

わたしにできることはないか?



そして、田舎でお茶を出す時は

歓迎の気持ちで何度もすすめてみる。



私が勧めて、欲しくないものは

瞬時にNo,thank you.

となるのは外国人YOUたち。



わあー

ありがとうございます!

嬉しい〜

いただきまーす♡


わたしが何種類か買っておき

勧めたお菓子を、娘の親友は一発で貰ってくれた。


こんなにたくさん!

わあ!お腹すいた〜!いただきまーす!



娘はいらない、といい

友だちはきゃっきゃっとしてるさまに、


幼い頃から遊んで

お菓子を食べて、喜んできた歴史や信頼も感じる。



このお母さんはずっと、

わたしにあげたくていつもくれる。



娘と同じく大切な扱いを受ける人として。



察して間違えてまたアップデートして

日本人のわたしの美徳も

生まれ変わってくなあ。



Meg.