本日4記事目




何もかも飽きっぽく

三日坊主なわたしが

ハマって今日までやりつづけてることが

家族、である。



幼い頃から、

父や母やきょうだいに起きたことは

不思議だなあ、と思い

ちらしの裏に描いてきたこと。




ずっとずっと、

家族を、他に作りたい、と思っていた。





結婚して、家族をゼロから作りたい。




今の家族で、どんなに頑張っても

父は話を聞いてくれない

母は愚痴り続ける。





色んな人に夢を聞かれ

なんやかんやと答えてきて

その中にいつもあったのが、主婦、結婚、家族であった。




主婦になって、

旦那さんと仲良く暮らしてみたい。

子を産んで、大事に育ててみたい。






父や母との家族は諦めて

わたしは夢を叶える、と決めていたのだ。





さて、

23歳で友だちが誰も結婚の話もしない中

わたしはさっさと結婚した。



家族は新しくなれば

簡単に願う通りに作られると思っていた。



結婚は、修行のようなもの。



いつだったか、

テレビに出ていた方がピシャリといった。



その通りであった。




親とは諦めた生活は

新生活から、親の影がずっとあった。



子を産んでからは特に


わたしに父とは、母とは、娘とは、妻とは。。

の思い込みがつきまとって


自分の親子で作った借金のような長年のツケを、

今の結婚生活で盛大に払うことになった。




そう。

学びは続いた。

あきらめさせてもらえなかった。



家族とは、そんな学舎(まなびや)だった。





家族を作ること

築くことは今だって夢のようである。



一筋縄にいかないかと思いきや、

きもちがわかれば、

伝え合い、いとも簡単に仲良くなる。






100のうち一つあるかわからぬ共通のものを大事にして

99を忘れる。どうでもよいこととして。




脈々と流れてきたものを

取捨選択する。





母は結婚は忍耐、といい

最後まで守った。


わたしは人間観察の極み、と思ってる。



そうやって

わたしを知る環境に身を置いて。




今朝、ボイラーはまた止まり

やっぱり15時を過ぎるとちょろちょろとお湯は流れた。



お風呂は1日おきにしましょうか。



明日またお湯が出たら入りましょう。




母は浴室を洗い

わたしはご飯支度をして

夫はボイラーを点検する。



夢見ていたのは

こんななんでもない日々のこと。



寒い日は寒いねと言い、

一緒に灯油を買いに行き、

温かい鍋を囲む。


誰かが熱を出せば治るまで見届けて

寂しいといえば抱きしめる。


夫は眠る1時間前に

寝室を温めておいてくれる。




新しい家族はゼロからではなく、

ずっとずっと繋がっていた。




わたし1人が夫と築くはずだった家族は

父や母やきょうだい祖父母たちごと、


くっついていた。




それがわかったのが、

結婚であった。



だからわたしは

まるっとそれを一個ずつ○して、

夫と生きた。



これが家族である。




飽きっぽいわたしが、

ずっとずっと

この面倒で厄介なものに魅了され続けてる。



何人分もの愛情をおもりにして。



煮る煮る煮る。


Meg.