本日1記事目




三人きょうだいの真ん中でそだったわたし。



おやつはいつも競争。




あんまり好きじゃないお菓子でも

出されたら早く取らないとダメな気がしてくる。





父と弟とわたしの三人が

リビングにいた。



あれは小学生の頃。





ポテトチップス、

食べるが?





父が言い、



どうせ買うならスーパーにあるポテトチップス全部買って食ってみるべ。



と、夢のような提案をした。






こういう時、父は私たちと同じ目線で、

いたずらっ子な目になる。





仕事をする母を背に

斜め向かいのスーパーに行き


そこにあるポテトチップスを全種類買った。





やってみたかった。

ポテトチップスを、お腹が一杯になるまで食べる。



父や母が買ってきたものを

三人で競争して食べるんじゃなくて



食べたい味を食べたい分食べる。






なんでも買え!!




こんな時の父は面白い。




わたしと弟は次から次へとポテトチップスであれば

カルビーだろうが、チップスターであろうがカゴにいれた。




ジュースも買った。




そして帰宅して次々袋を開けて貪り食べた。






ポテトチップスは、

味が薄いのから食べた方がうめえな。


3人が出した結論。。笑笑






父との楽しかった思い出は

ポテトチップスを死ぬほど食べたこと。




大人ぶり、命令した父より


新しいことに飛びつき

子どものように楽しむ父が好きだった。





孫であるわたしの娘は

じいちゃんが大好きで外国語のような津軽弁をカッコいい!といい、

じいちゃんの言葉を全て愛情に受け取る。





4人きょうだいの長男で

親にはだんまりした父が


時々わたしたち子どもに、

思い切り非常識に

ハメを外すことを許し

遊んでくれたこと。





今ではスーパーに並ぶポテトチップスはあの頃の何倍もある。


父は覚えてるだろうか。



ポテトチップスを3人で買いに行き

母に内緒で食べた日のこと。




父もやりたかったことを

わたしたちと一緒にやってみた日のこと。





Meg.