本日3記事目




考えない人。で

思い浮かぶのは義姉と義母。



義姉はいつも考えていない。


いや、大事なこと以外、考えていない(ように見える!






例えば

つわり。



義姉にも義母にも体験がないと聞いた時、

そんな人いるんだ?!と驚いた。




わたしはつわりのムカムカに敏感で

それ以上悪くなる想像や

明日も明後日も果てしないこの体調を予想しては

さらに具合が悪くなってた。





めぐみちゃん。

子どもは熱が出ても元気に飛んで歩くべ?


子どもはあれこれ気持ちがねえがらよ。

(考えないからよ)




大人になったわたしは考える

過去の体験や

未来の予想を。





雷が怖いと言ったら

目の前の木に雷が落ち、気を失った夫はなるほど、とうなずき、


義姉は、



え?雷が自分に落ちるなんてありえない。考えたこともない。



と言った。





危険なことは自分に起きないと思ってるのだ。





夏、網戸がない時に

アブや蚊、蝶々が飛ぶ食卓の上で

義姉が殺虫剤を振り撒いた。




驚いたわたしに

キョトンとした義姉。




え。。

殺虫剤が食べ物にかかったら危ない、、と言ったら



あー!考えてなかった!アハハ!



と笑った。


わたしも笑った。






義母と料理を作る時

揚げ物は熱いうちに、

冷たいものは冷たいうちに

と考えてシュミレーションしてるわたしと、


もう揚げ物がおわり、

皆が席につき、

お腹を空かせて待ち構えている時。



あーめぐみちゃん

お母さん、

今がら畑さ行って大根とってくる!

それ煮で、出してやっぺ!


と、畑で掘る作業から始まる。笑笑笑笑




準備の最後にいつも畑に行く義母。




最初はそんな効率が悪いことが気になったけど



毎回繰り返されるそれに、

義母の大事なことがわかった。


家族がすでに集まり楽しめてること。

新鮮な野菜を食べさせてやりたいこと。


順番とか

まずいとか美味いとかより

熱いとか冷めたとかより

大事なことはすでにある。






わたしの父はただ、

わたしや母にシェフレベルのそれを求めてはそうならずに

激昂してきた。



わたしは、考えないと大変なことになると思っていたのだ。




義母の毎回の準備最終段階に畑GOルーティンに、

まだかあ?と義父が魚を焼き始めたり

めぐみは風呂入れ!となったりする。



ああ。これでいいんだ。

と考えても予定が狂い、

考えても仕方ないことに慣れていった。





義姉や義母といると

わたしはなんと細かい人間か、と知らしめられる。



そしてネジが緩んでほっとする。





義姉はわたしのことを

記憶力がいい、と表現する。

めぐみちゃんは気がきくね。

わたしは気が利かない。

気が付かないからわかってやれないのよ。と。



過去の出来事を覚えてない、

未来を考えない。





そんな、考えない人種、

義姉や義母達は


わたしが考えないことは考える。




家を訪ねてきた人の体調や家族の様子を聞き、


自分たちは気が付かないから。と、


辛くない?

大丈夫?

言ってね。


とこまめに声をかける。




もっと食べる?

おかわりは?

飲み物は?




その場が今、

この瞬間、

目の前の人と、

どうしたら安心して楽しい場になるかだけは考えて


愛情をこれでもかと出す。





そして対人関係のことだけは

過去も未来も考えないわたしを

笑って、

普通はここは気にするよね、とかもいう笑笑笑笑

(わたしが、親戚のおじさんに、あなたはいつも来るけど誰なんですか?と聞いてしまい、みんなから失笑された)

(わたしは義父母のきょうだいや親戚が多く顔と名前が覚えられなかったけど、みんな喜んで未熟なわたしに教えてくれた)






何も考えない。

わたしにもある。。天才的な才能。

人間関係において何も考えていない。


だからよく驚かれる。



色んな人に声をかけて

集めてしまう。



考えてないから。





この感覚をパニック症に生かしたらどうなる?

これが今から楽しみ。





Meg.