本日2記事目





わたしが、父から叩かれたり

罵倒されたり、否定をされて、

(そうとしか思えない時)


それでも、ありがとう。と思えたのは37歳から。



それまでは、父のお葬式があっても行くかなあ?

まあ。危篤だとしても行かないだろう。と思っていました。



いや、危篤で意識が朦朧とする父に

わたしは罵倒し返して

今まで言えなかったことを言ってやりたい。とも思ってもいた。

父を恨んでもいた。




ありがとう、と心の底から思えたのは


わたしが、愛情をかけられたと気がついたり、

今の自分の人生が

今までの体験があったからこそ幸せだと思えていたからです。





おちょやんの最終回(ネタバレあり)


千代は父親や夫に裏切られてきた人生でもありました。



父親は、博打をし、借金して娘を身売りしようとしたり、

女が出来れば娘を奉公に出し追い出した。


家族のことを考えた小さな千代は、

何度も父を許しては裏切られた。



幸せな恋をして、結婚した千代でしたが、

夫は劇団員と恋に落ち、自分たち夫婦にはできなかった子宝に恵まれてしまった。




波乱に満ちていた千代は、

自分の人生にほとほと参り、この時ばかりは落胆し、辛くてしんどかったと思うのです。


1番愛した命のような芝居をやめ、

一平や劇団、道頓堀から身を遠ざけて

自分を労りました。



そうすることでしか、命を保てないほど、辛い時期であったわけです。




そして一平と別れたあとに

何もかも捨てた千代には

新しい人生が待っていた。


父親の再婚相手と、その孫との生活。

この日々に、日常に千代は息を吹き返しました。



また、ラジオ番組から熱心なオファーがあり、でてみたらこちらも大人気になりました。



父が遺した孫は、

千代の養子となり新しい家族ができた。



千代は幸せであった。

この幸せは、一平と別れたからこそ得たものでもあった。





一平が、脚本や主演を務める芝居に千代が出演することになり



千代は最後、一平に


おおきに。


と語る。





ありがとう、と言えるまでには

千代には全てを捨てることや、

全く違う環境が必要であった。

そして、心からの、幸せが。




そうしていっとき、

道頓堀にも足を踏み入れることすらできなかった辛い過去が、


ありがとう、と


そして笑える喜劇となれた。






おおきに。

ありがとう。


と、心の底から言えるまで


相手を憎んだり恨み節になったり、

距離とったり

捨てたり

新しくしたり

色々してみる。



自分のことを労り

安心する場所に身を置き

幸せを感じる時間を過ごそう。




おおきに。

ありがとう。は簡単には言えない。




まずは自分から幸せになる勇気と覚悟、ここから始まる🌸




Meg.