本日3記事目

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クソババア!!!



義母のことをクソババアと憎しみを込めて叫んだ時

わたしは妊娠してた。




え?めぐちゃん
クソババアと言ったの?


こないだ終わったおうちスナックで恵子ちゃんに言われたこと。



めぐちゃんはいつもお義母さんとの話を愛情いっぱいで書いてるから
そんなこと思ったことないんだと思ってた。




ハイ笑笑


わたし、義母と、最初から仲が良かったわけじゃない。


特に出産前は
わたしが義母や義父の何もかもが嫌になることがあって、


義父母の言動が、
愛情に思えず
嫌がらせにばかり勘違いした時期がある。



山を見るのも嫌になり
田舎の行事がしんどくて
一生嫁として我慢しなくちゃいけないのかと
めそめそしてた。


田舎の楽しい暮らしを話す人の話はスルーして、

田舎が嫌いで酷い目にあった人の話ばかり共感して聞いていた。





めぐみちゃん。
また太ったか?
体重計のってみろ。


と、体重計をリビングにもってきた義母に

断れなくてのったこと。




ほら。やっぱり太った。

むくんだべ?



むくむのはよぐねえ。


どれ、触らせてみろ。






体重制限があった妊婦時代

今思えば今より10キロ以上痩せていた24歳の時


この言葉が嫌で嫌で


やめてよ!
体重の話しないでよ!
帰る!



目を丸くした義母や義父や夫の前で
思い切り嫌な顔したのが初めて。




もらった赤飯は家に帰ってゴミ箱に捨てた。



クソババア!るっせー!と、
車内で叫んで

夫がびっくりした。




クソババアクソババアクソババア
ふざけんな!クソババア!!





クソババア赤飯事件である。笑笑






そのくらいで怒るの?
共感しない友人にもキレた。



わたしはそれくらい妊娠中気を張って頑張って過ごしてた。





夫は今もそのことは納得していない。
お母さんの作った赤飯を捨てたこと。




あれから娘を産んで、
色々な義母をみて、


わたし、勘違いしてたんだ、ってわかった。



太ったべ?

は、
義母にとっては可愛い。の意味で

太った子や犬を見ると

コロコロしてめんげえなあ。
とよく言った。


痩せてるより太ってんのがコロコロしてめんげ。

それが義母の口癖。


痩せてる人には
やたらに心配して
ご飯食え。という。


ユーモアがあって、
私が当時あまりに神経質になっていたところに、
義母の言葉は嫌がらせにしかとれなかったんである。



いい嫁さま。から、

クソババアを経て、
反抗期をやった。



めぐみちゃん。
このあたりで若い嫁さまたちが婦人会のカラオケやってんど。
行ってこい〜。

イヤー!!!!
わたしよく知らない人とカラオケ行くの苦手。




めぐみちゃん、
あそこの家でお茶飲みしてこー。



イヤー。
わたし気が乗らない。




めぐみちゃん
歳神様が
めぐみちゃん男は祭り
女は台所。

めぐみちゃん
あれは観音講だから必ず行かないと。



季節ごとにお祝いをした。
収穫祭。
地域の祭り。
嫁さまの仕事と言われたあれやこれや。


るっせーるっせーるっせーわ!!!

神様とか知らねー!!
歳神様とかしらねー!!!


私の育った地域にはない行事や父と母が神ごとに関して無知であったために

田舎の神様に密着した暮らしは
若い私に荷が重かった。







義母に、わたしの喜怒哀楽、すききらい、快、不快を自己紹介しながら、


義母と裸の私になれた気がしてる。





親とのクソジジイ、クソババア期
を経て

義母のクソババアを経て


私の裏も表も光も影もみせて


どっぷりと
どんな私にも降り注ぐ愛情をキャッチした。



表や光だけの時の
いい嫁さまのわたしだけじゃなく。







クソババア。とは

自分の器の小ささや
できなさや
人間的にクズであることも
マルっと認める様である。


もういい顔だけではいられなくて
クズが露呈する様である。


汚い言葉を隠し持つ暴君である。




この反抗期を
ドラマすいかではエディプス期とよび、

人はエディプス期を経た人、
経てない人に分かれると表現した。


ドラマ、俺の家の話では
品行方正だった真面目な息子が
初めて親にクソジジイとはいた。




娘は口を尖らせながら不満な顔を見せる。

親にそんな自分を見せながら。



男子を持つママにたくさん会っては
包丁をつきつけられたり、
首絞めたり、
壁に穴をあけたりする話を聞いては


クソババアと呼ばれたことが
なんとめでたいことかと思うのだ。



それはわたしが
思い切り自分をださせてもらい、

開いたところに
ガバガバと愛情や憎しみが注がれた
あのクソジジイ、クソババア期があったから。




クソババアと呼ばれたら、

クソババアと言えたなら

さあ、それは紅白饅頭でお祝い。




そんな風に思っている。



Meg.