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娘と夫が今日から
一人暮らしの部屋探し。
わたしはそれを見送って一息中。
娘が22歳の知恵や体験を振り絞って出すアイデアに
48歳と58歳と75歳がクソバイスする毎日。
東京はこう。
東京の家賃はこう。
一人暮らしはこう。
昭和のクソバイスしては余計なお世話をしたと反省しているわたしと母。
お母さん、お口チャック！
わたしもね口出しすぎてる。
もう令和だよ！笑笑
そうだよね。めご子の体験を見守ろうね。
母と約束。
娘がまだ歩き出さない頃。
わたしは実家に帰り、
やっと夫と二人だけでゆっくり食事がしたいと外出して
娘を母に預けた。
それまでわたしとベッタリいた娘が大泣きして
母は抱っこやおんぶを繰り返して
2時間あやしていた。
わたしが帰宅したら
娘は涙と汗でびしょ濡れで興奮。
母は関節痛になりながら2時間格闘した。
言葉を話すようになってから、
義父母の家に泊まると言った娘を置いて
夫と家に帰ったら
夜中になって、
ママママと泣き止まない娘を義父母がギブアップして連れて帰ってきた。
習い事や塾より
ママといる方が楽しい。
幼稚園に行かない。
ママと一緒がいい。
学校に行きたくない。
ママと一緒がいい。
人見知りでこだわりが強く
新しい人や環境になれるまでゆっくりゆっくりならす。
そうやって一個一個
なれたら前に進む。
それが娘だった。
ここ数日、
娘がいろいろな不動産に電話してるのを横で聞いている。
知らない人に
聞きたいことを聞き、
お礼を伝え、
間違いを訂正し
わからないことを聞いてる。
わたしより逞しく
頭の回転が良く、
わたしよりあらゆることを想定して。
スマホを駆使して調べて、
親に、
自分ができないことやわからないことを頼り、
知らない誰かに聞いては教えてもらってる。
隣で延々とクソバイスをする家族のあれこれを
自分への心配や愛情に瞬時に処理しては
スルーしている。
母と今日はお留守番。
パパと娘は夜中まで不動産の物件を調べていた。
ほら、時間だぞ。
はあい。
キオスクでご飯買おう。
あとはなんとかなる。
パパ、ありがとうね。
こんな時いつだって夫の背中がいつもより大きく見える。
女を守る男の背中だ。
パパ、めご子がいない人生も二人で楽しもうね。
わたしたち、まだまだ二人でやりたいことあるもんね。
母ともまだ旅を楽しむ計画だってしてるよ。
ママが一人で散歩や買い物に行けることを
娘にもみせてあげたいしね。
心は東京に向かってる娘に
寂しさで心配でちぎれそうにもなる。
そして
わたしと違って、
寂しいと口に出せない男親を可愛いと思う。
キキのようにホウキに乗りはじめた娘に
わたしと夫と母が
22年前、
小さな小さな命だった娘の面影を思い出しながら、
大丈夫と祈り続けている。
Meg.
