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源造(渡辺謙さん)とおりん(斉藤由貴さん)の
きめた結婚話に、
源造の両親が大激怒。


許しません!と啖呵を切った後
源造母が貧血で倒れました。


そんな時に
おりんが大活躍。
貧血の看病を仙台の女学校時代にしており、
落ち着いて皆に指示を出したり

貧血の処置をします。

一方、おりんの父(小林稔侍さん)は不慣れな東京の街を駆け回り
正月でなかなか探せなかった医者を見つけて、
人力車にのせ、
自分は走って帰ってきました。



おりんは
倒れた源造の母のため、
名古屋の味のおかゆを作ったり、
湯たんぽ代わりに
石を温めた布に包んだものを用意したりしました。


おりんの母(樹木希林)は娘を心配しましたが、
あれはあれ、これはこれ。
気持ちを切り替えて
今は病人に良くなってもらおう、と、


失礼な扱いを受けたにもかかわらず、
ある限りの温情を注ぎました。

それは、相手が、
計り知れないほどの愛情をこの家族にいつも与えていた源造の母親だったからかもしれない。


一晩寝て、すっかり良くなった源造の母は
おりんの母のところにきて

切なそうに言います。




親から見れば
子どもにしか見えんで、、、。






自分が、
まだ源造のことを
何もきめられない子のように思ったり、





もう、親の手をとっくにはなれ、

親の世話がなくても
人生を自分で決めていく人間であると知る。







もう、
食べ物の味付けだって
2人が話してきめること。

源造と母親の巣立ちだなあ、と
見ていました。



源造の両親たちが名古屋に帰った後、
源造は改めておりんの両親たちに頭を下げました。





父は、
ずっと源造から預かっていた仏像を出します。

以前、源造は福島から東京へと旅立つときに
やはりおりんの父に頭を下げて
この仏像を預かって欲しい、
次来るときにまた
大事なものといただきにあがります。

と言っていたのです。


その仏像を返す時が来たのです。








子どもというのは、
期間限定の預かり物である。

預かっている間、
親は親になる体験をさせてもらい、

気持ちを育ててもらうのだ。

これでもかと問題を起こし
その度に
腹を立てたり
理解に苦しんだりしながら

自分もそうしてきて
受け入れられた愛情を知る。


この子が愛おしいと思える頃、
もっと世話がしたい、と焼きたくなる頃に

預かり期間は終わり
子は親より大事な人と生きていくのではないか。


預かり物をお渡しします
喜んで。


弘次郎の一言に
今までのおりんのあれこれや、
自分の武家であるプライドから
家同士の結婚の結果失くした大事な命を思い出さずにいられなかった。

おりんは、好きな人と好きな時に嫁がせてやりたいと思ったのかもしれない、と。



親子の物語はいつも巣立ちがテーマになる、

親にわたしは違うといい、
親の愛情を否定して
親を満たすためではなく
自分を満たすために生きていく宣言。

そして親もまた、
子を信頼して、
のにはなつ勇気と、、🌸








何歳になっても子は子。


さあ、
我が家の大切な預かり物と
今日も一日かみしめたい。

そして、わたしも
親から、世界から預かりものとして
世話され大事にされてきたと
抱きしめてあげよう🌸


Meg.