昨日、柄本佑さん主演のドラマ、
心の傷を癒すということを
全4話み終わりました。

この原作者、精神科医の男性のお話でした。

わたし自身仙台で震災に遭い、
今も震災のドラマはあんまり見たくないんです。

ドラマは阪神淡路大震災の時のお話で、
ハカハカしながらも
柄本佑さんに引き寄せられて
母と見入りました。




きもちに寄り添う。
安先生が、とにかく優しいんです。



誰も一人にしないこと。



ドラマを見ながら
安先生から全部肯定され、
見守られてる感覚になりました。


震災当時は心のケアというものかどんなものか知られてなかったんですね。
安先生はパイオニアでした。




で、わたしが救われた
2010年のスクールカウンセリングでは、

寄り添う、共感する、が
たしかひとつもなかったんです。


わたしは寄り添われず、共感されず、

ただ、
あなたはどんなきもちですか?

あなたはどうしたいですか?

と聞かれ、

それがダメな理由はなんですか?

いつからそう思ってましたか?

そうですか。
あなたはそう感じるんですね。


と言われただけなんです。




そういったやり取りの中で
わたしが自分自身の答えを見つけたし、
わたしがいつも自分にきくようになりどんどん楽になりました。




今ならわかるんです。
なぜそうだったか。

わたしは、当時は
絶望や落ち込む、というより、

他人に向けての怒りの方が強かった。
他人と言っても、結局は自分に向かってたんだけど。。



でね。
カウンセリングが終わって、
自分自身に問いかけながら生きてきて、

娘の絶望や無表情も側からみて思ったのは、


絶望で闇に落ちている最中

うつ状態では

元気な方は
ただ寄り添い、共感する。

そっと見守り、

気持ちは一人にしない。



ああ、そういうことか、って



安先生の言葉や間合いや表情や声やスピード、

がテレビ越しに癒しとして
わたしに伝わってきたんです。


わたしも深い闇に行く時、
安先生のような人に
ただただ寄り添われ、
肯定され
見守られ、
うん、うん。と
あんな風にされたらちゃんと泣けるんだって

思い出しました。




わたしのカウンセラーさんは、
わたしのそういう状態を、
段階を注視して、

わたしにあったやり方で
あんな風に聞いてくれたんだな。って
10年経ってわかった。

あの先生に会いたいなあ。