向田作品をほぼ読破している母が
読み方がわからない
この本探してほしいと言ってきた
「蛇蝎のごとく」
だかつのごとく。
意味
家族のことを描かせたら
向田邦子さんほど
コミカルに、
滑稽に、
切なく、
愛おしく書ける人がいないんではないか?
わたしと母が
毎回この人間の可笑しさや
それぞれの人物に魅力を感じながら
感想を言い合う時間が好きだ。
人間ってなんて不完全だろうか。
人間って
面白いなあ。と思う。
家族ってこうだよね
と一見ありえないような事件がリアリティがある。
そしてそれぞれの登場人物の
気持ちのひだや
情けなさ
本音を知れば知るほど
登場人物全てに
愛おしさを感じずにいられない。