風邪、なおったか?

夫が今朝、わたしにこう聞いて

大丈夫なら、街に行こうか。

と誘ってくれた🌺





昨日は車で外出して舞台観劇。



今日は夫と街歩き。




しゃらりーまん時代、

こんな風に平日、ふらりと
お散歩に出かけるなんて
考えもしなかった。




お腹が空いて、

初めてすしざんまいに!!



たしか去年?
仙台にもすしざんまいができて
夫と行こう!と楽しみにしてた。





わたしは大好きなウニ。



そして大トロ、いくら、
白えび、


ボタン海老。




ボタン海老を食べるのが久々だ。





結婚後、実家の弘前に帰ると

父が必ずわたしを、

寿司屋や、焼肉屋さんに連れて行き

一番美味しいもの食べろ!

と言った。




できたばかりの
評判の回転寿司屋さんで

わたしがボタン海老に感激していたら


何皿もボタン海老ばかりとり

食べきれないほど並べた。




オメ、もっと食え。
ボタン海老美味しいべ?
もっと食え。



父がボタン海老ばかりとり、
わたしは好きなものが食べられずむくれた。





そして、
ボタン海老はもういい、

となったのだ。





美味しそうなボタン海老。

食べたら、
あの時のボタン海老を思い出した。




父が、

一度わたしが
美味しい、と言ったボタン海老を

もっとあげたかった。


可愛いめご子なわたしに。




愛情はいろんな中に隠れて、


わたしが見ようとしなければ

それは押し付けや嫌がらせになった。




朝ドラのきみちゃんは、

お父ちゃんが何を言おうが

言い返して、

お父ちゃんはキレたり、

きみちゃんが嬉しいことがあり、大喜びしたら、

一緒に手を繋ぎ
飛びながら騒ぐ。



怒りも大きい
喜びも大きい

感情が大きい



わたしの父もそうだったのだ。




わたしが高校受験に落ちて
浪人したときも
浪人して合格したときも

わたしが結納したときも

父は泣いて喜んだり
悔しがったりした。





ボタン海老を久々に食べた。

今度は夫が
チミが一番好きなものを食べな〜という。


夫は、

俺が好きなものを食べたら3万くらい食べちゃうから今は控える!!と言って。




帰り道に
昔父と来た牛タン屋さんがあり

店の前で写真を写したことを思い出す。


待ち合わせで道に迷い
アーケードを行ったり来たりして
怒鳴り散らしていた父。



1日、何万歩も歩いた父。

朝も夜も散歩していた父。

父は確かにわたしを
お寿司屋さんへ連れて行き

ボタン海老を食べろ食べろと
言ったんだ。


わたしは
そんな日が永遠に続くと思う
若い娘だったんだ。





美味しかったあ。
夫とイチョウ並木を見て歩いた。


永遠がないと知る、
あの頃より大人になったわたしで。








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