絶対アレだけは2度と体験したくない。


わたしにとってそれは、


20年前のパニック症の発作です。



または、それを隠して生きていた時の

地獄のような恐怖の日々。





で、今は


アレをまた体験してみよう、


って毎日実験してるんです。






緊張する場面になると

恐怖が蘇るけど

それって本当に死ぬのかな?って思って


各地でトークショー開催したり、



外出するときに

またあの発作が起きたら

1人で苦しんで、我慢するのかな?


って確かめる家から五分のお散歩。





パニック症で体調が不安定な

わたしが大黒柱になり

家計は回っていくのかな?

という実験。







20年前とは

体験してきた時間も、

付き合う仲間も変化して、

ありのままのわたしでいられるこの時に、


もう一度、あの恐怖を味わっていいし、

そこから大丈夫だよ、の

腑に落ちるまで体験したい。





で、わたし覚えているんです。




恐怖が死につながる感覚になる以前、


怖いものは父くらいで、

いつも遊んでいた頃。





夕焼けの匂いや

砂利道の滑る感覚、

草むらをかき分けて犬と散歩した公園。

自転車で受ける春風や、

景色に立ち止まっていたこと、

バス代をケチって40分かけて家まで帰る間

ずっと楽しい空想をしていたこと、


りんご畑の中のむせるような農薬の匂いですら


今でも鮮明に覚えている。
気持ちと景色を。




だから、あの快感を覚えて

また味わってみたい。




恐怖の先には
あの景色が広がっています。




赤毛のアンを見た時に

外の世界を当たり前に楽しんでいたわたしを思い出しました。


カナダに行くと決めたら
たくさんの応援団が集まり、
いよいよ現実的になってきた。



だから、恐怖をまた味わっていいよ

今またそうなってもなんとかなる。


そして笑えるだろう。






なったらなったで
ネタにします!!!