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夫と結婚して

実家に行くたびに

わたしが生きてた家族メソッドとは

全く違うメソッドに出会う。






他人から何かいただくときは

二回断る。




3回勧められて
初めて受け取る。







それは夫の実家では

本当にそうで、

断られてもお茶を出すと

相手はちゃんと飲む。







この点について

わたしの両親はどうだったかといえば





共働きで忙しく

来たお客さんはセルフサービスで

お湯を沸かしコーヒーやお茶を飲んで

はたまた洗って帰るシステムだった。






お客さんや友人が来ても

母は美容院に誰か来たら

話が途中でも仕事場に行ってしまう。






それをわかってみんなも遊びに来る。








家にはお湯を沸かさずとも

缶コーヒーやコーラが常備してあって

冷蔵庫から勝手に飲んでもいい。







わたしは夫の実家のメソッドが新鮮で

「普通」の家庭ってこうなんだ!と

感激すらしてた。







それでも今だにわたしは

なんか飲む?

なんか飲みたい?と聞いて

いらない。といえば何も出さない







わたしはカフェインをとらないので
新婚の頃
何も飲みたいものがなくて
いつも水を飲んだ。
(23年前はノンカフェインのものがめったになかった)






義母は

めぐみちゃんに何か飲ませたいのに

なんもなくて悪いなあ、、と謝った。




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義母は戦争時代の頃の話をよくしてくれて





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近所の人が来ると

貴重な砂糖をみんなで舐めてお茶を飲んだらしい。



だから

よそ様の家で

何かいただくときは

とっても貴重なものをいただくかもしれないから

相手を思いやって

二回は断る習慣が生まれたのかもしれない。






清貧が美徳にならざるを得ない時代。




時代は戦争が終わっても

こうして習慣だけ残すときがある。





義母から戦時中の話を聞いて
確かに助け合って
思いやって
優しさでやってきたことは

今は上澄みのマニュアルだけ遺産となった。








義母の純粋なスピリットは継承して

やり方やマニュアルは捨てていい。







母は妻は夫に従うべき時代の祖母から受け継いだマニュアルを生き、

父は長男として団塊の世代を生きた。




わたしはそんな2人のハーフで

娘にもその祖先たちのやり方で
過去に接してきた。






義母に、

めぐみちゃんは宇宙人みたいなものだ

と笑われたことがある。




わたしからみても

義母の話は昔話か時代劇のような面白さ。




夫は結婚したときに

うちは代々続いている家で

古いこともあるんだよ。

新しい風を吹かせてね。とわたしに言った。



そんな2人だから、

ありえない感覚で
お互いに驚いて
こうして新しい日々を築いている。








娘もわたしのように夫のように

親のやり方を捨て巣立つだろう。





そんなのはもう自分にはいらないのだと。

それでいい。

それがいい。


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幸せはどんな場所にも

時にも関係なく降り注いでいるのだから。