{90A7411E-6A05-47ED-9EFD-ED77D55F10FB}
わたしのマンガを熱心に読んでくださっている方ならご存知、木皿泉さんの脚本のドラマ、すいか。

一体何回見て、
何回言葉を綴ったかわかりません。

2003年から今も変わらず響く台詞たち。

中でも当時から胸に突き刺さったのがこの回。


当初は意味がよくわからず、

わからないまま、モヤモヤして

ノートに言葉を書きなぐりしていました。


わたしは悪くなくて

親が悪いのだ。


わたしが不安定なのは

親のせいなのだ。


と腹のなかに溜めまくっていた頃。




@@@@@@@


そして、
ドラマが進んでいくと、

主人公の基子は
母親に自分の感じ方を自己紹介していきます。

「自分で何かを決めて、納得する人生を送りたい」と
母に話す。



母親も娘にべったりしていたのが、
ガンになり、手術をして、
見舞いに来てくれる友人もいて、
退院後の旅行の計画に忙しい。


退院した病院の帰り道に、
基子に快気祝いのお菓子を下宿の皆で食べなさい、と持たせる。




下宿に戻った基子が包みを開くと

独立記念日   早川基子

と、のしに包まれた紅白まんじゅうが
下宿人の人数分はいってあった。




@@@@@@@


木皿泉さんは実はご夫婦でこの名前をつけて

二人で脚本を書かれています。

ときにコミカルでときに胸打たれて

最後はまるっと全肯定してくれるドラマ。



台詞のメッセージがところどころ

腑に落ちるまで長いことかかりました。


それはわたしが実際、父や母やきょうだいに、

身近な人たちに

腹の奥にためていた気持ちをぶつけたり、

伝えたりして、だいぶ経ってから。



わたしにも全ての感情がある、と

思い知ってから、です。


登場人物、全てが不完全で愛おしい

日常の営みに幸せを感じずにいられない


きっと、わたしの人生ドラマも
そうなんだなあ、って思います
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○


さて、エディプス期を通過して
まずはうんこをぶつけてみる。

その先に見えてくるものもある。

とりあえず、
独立記念日には
紅白まんじゅうを皆に配らなくちゃね🌺