ここ最近ネパールでの貴族のような生活を紹介したいと思います。

一日の生活費は約3〜400円程(宿代別途450円)



まず午前8〜9時頃に目が覚めます。歯を磨いてチャイを注文します。(この宿では7〜10時までは朝食とチャイを無料で提供してくれます。)


朝食は頂かずにチャイを飲んだあとまた二度寝か、映画を見たり漫画を読んだり水曜日のダウンタウンを見たり金属バットの動画を見たりしてダラダラと過ごします。

お腹がすいてきた頃に、大体11〜14時くらいにシャワーを浴びて近所の行きつけの定食屋さんでターリーを食べます。(カレー定食。ご飯も各種カレーもおかわり自由で大体150円!)

腹ごなしにあてもなく街をぶらぶらさまよい、いい感じのおっちゃん達がたまってるチャイ屋で一服をします。

この時に大事なのが地元のダンナ達のように、眉は眉間に皺が寄るか寄らないかくらいの加減で小八の字を作り、あくまでも通りを細目で眺め通すように、それよりは少し奥の壁が透けて見えるような塩梅で見つめます。そして、一口、矢継ぎ早に二口とチャイを啜ります。

あぁThis is ダンディズム
村上春樹も土下座するレベル

あくまで自然に、ゆっくりと10分ほどかけてチャイを楽しみます。

すると道に迷った純情可憐な美少女に話しかけられイベントがスタートします。


そうこうしてる頃に午後の日差しが強くなるので宿へと戻り、また昼寝したり漫画を読んだり映画を見たり金属バットetc
また今日の場合は日本人からのメールを返信するバイトをしました。他にも宿の人たちとリビングでインド映画を見たりしながら過ごします。


たまにお茶くれます。

そうするうちに街も黄昏に染まり、昼の土産屋は店をたたみポツポツと夜のお店に光が灯り始めます。

8時前後に近所のパン屋に夜食を買いに出かけます。

なぜならそこのパン屋は8時以降売れ残ったパンが半額になるからです。

「ここの野菜サンドが美味しいのよね」と午後にあった純情可憐が話しかけてきます。淡い蛍光灯に照らされ仄かにピンク色にも見える冷たい頬。




店で一番安い小麦粉の塊を二つ買い、おかずには近所の定食屋でモモ(チベット料理の餃子)を買います。



*近所の宿に滞在している新しくできた友達との約束があるときは2人で飲みに繰り出します。

1人の場合はその帰り道に、行きつけの地元居酒屋で店自家製の焼酎を一、二杯飲んで宿へ戻ります。

麦焼酎から臭みを抜いたような香りで度数はおそらく15〜20度ほどだと思います。
ただとてつもなく二日酔いの味がするので二杯以上は飲まないようにしています。

店にはどこからともなくおっさん達が入れ替わり立ち替わり、一、二杯サクッと飲んでは夜の街へと消えていきます。肩肘をつき物憂げに酒を飲んでいると、段々と心地よく酔いが回り始めなんだかこのおっさん達の中に、自分も景色のように溶け込めているような気がして少し嬉しくてそわそわしてきます。

あぁ昭和の文豪、芸人のようなナルシシズムに自分でもさすがにキモいなと思うほどかっこつけてるとどこからともなくブチギレだ母ちゃんが"あんたこんなとこで何してんだい!"と怒鳴り込んできます。




そして宿へ戻りまたタバコを吸いながら持ち帰ったパンやモモを食べ終える頃には眠たくなるので寝ます。


これの繰り返しです。暇です。
早くインドにもどりたいです。