あれ、?リシケシじゃなかったっけ
実はリシケシに向かうのは確かなんですが電車の関係で隣町のハリドワール着なんです
3ACの窓側という贅沢な席を確保
向かいに赤い袈裟のお坊さんが座って来ました。何かと世話を焼いてくれるお坊さん、バナナくれたりクッキーくれたり、自分のあるねんといってもいいからしまいなさい!食べなさい!
おれはすぐさま疑ってしまった
電車で食べ物をもらったりしても食べないことだと
理由は色々あれ詐欺だの何だの面倒なことが起こる確率が高いんだと
でもお坊さんだしなぁ、、
わざわざ袈裟着てわけわからんことしんだろうし、、、
おれは快く食べ物をもらったりまたもや原始人レベルの英語でぐちゃぐちゃと喋った
本当はもっと色々聞きたかった
国のことや信仰のこと、お坊さんの人生哲学やらを
だが運命のいたずらか、俺は原始人だ
喜怒哀楽の感情以上の表現は難を要する
あと単純に腹が減っていた
喉も乾くんだよ20時間以上も電車乗ってると。ちゃんとうんこもしたくなる原始人だから
したやつが直で線路に落ちてく電車に乗ってテンションが上がったのを覚えてる
うんちそのまま落ちてく電車なんてハムナプトラ2の電車でしか見たことがなかったらだ
どうやらお坊さんもハリドワール行きらしい。安心しなさい起こしてやるよと
俺の直感が言ってる。この人は味方だ
俺は安心して眠りにつくことにした。(もう取られても大したものもないし眠かったしメンタルが強く、いや鈍くなったのだろう。)
昼過ぎ頃にお坊さんに起こされる
どうやら弁当の売人が来るらしい。(売人って笑)
寝起きでよくわからんからチリ?@#/ライスm@/'?よくわからんけど100ルピー出したら辛いチャーハンをくれた
お坊さんはターリー、俺もターリーが良かった
60ルピーくらい
俺が買った後にお坊さん、それ100は高くね?と俺に言ってきた
知らんよ起こされていきなりヒンディー語でチャーハン買わされたことなんて人生初めてだよ
お坊さん、なんかヨーグルト?みたいなデザートを残す
(そのまた夜に全く同じラインナップで売人が来たからターリーと声高々に叫んで注文した。ヨーグルト?みたいなデザートはクソまずかった。これはシッダールタも残すよ、ぬる酸っぱい食べてはいけない味がした。)
えぇ坊さんも飯残すんだぁ、、と思いつつもでもベジオンリーだったなぁとか思いつつも
お坊さんが俺のゴミまでわざわざ線路の下に捨てに言ってくれた。線路の下にね笑
ダンニャワード
隣にも人が座ってきてわざわざ俺を紹介してくれるお坊さん
お坊さんがまたクッキーをが出してくれる
クッキーを食べる隣のおじさん
わからん、どういうルールなんだ、本当にわからん
しばらくしてる別の席のおじさんが俺に話しかけてきた
なんか席を変わってほしい?的なことを言ってるのはわかるんだが早口でよくわからない
するとまたお坊さん
ゆっくりと説明を始める
なるほどこうしてお釈迦様は多くの民の苦悩を解釈して説法してきたのか
俺はただ話を聞いてるだけの鹿だ
じゃなくて家族みんなで座りたいから君にこの席を譲る?よと
よくわからんけど棚ぼただ
なぜならそこは一番いい席
通路二階の寝台ベッド
本来僕の席は座り席
ありがたや
おじさんもニッコリ
お坊さんもニッコリ
隣のおじさんクッキーもっさり
家族もニッコリ
平和な世界
夜中前には各車両も消灯し眠りにつく
4時半頃だったかお坊さんが起こしてくれた
どうやらついたらしい、ハリドワール
観光地化されてしまったバラナシとは違い未だ本来の信仰心が残る聖地だとか
駅を出たのは五時過ぎ
まだほのかに暗い
一切あてのない俺はまたもや途方にくれるのだった、、、
to be continued
次回
漏れる
このままリシケシ行ったほうが早いわ
黄色い家