適当に撒こうと思ったが流石土地のもの
俺の方が完全に迷子になってしまった

そのままイスラム教徒地区に案内される

ムスリムの格好をした白人の爺さんが寝そべっていた
少年曰くヒンディー語ペラペラなんだとか


きっと遥か昔、インドに想いを馳せこの地にやって来た若者だったのだろう

時はヒッピー文化全盛期

きっとそのかつての若者は白人主観でしかない都合のいい愛や快楽ばかりが先行した自由に疲弊してこの地にたどり着いたのだ

そしてこの地に何か真実を見出してしまい居着いてしまったのだろう

必ず帰ると故郷に残して来た恋人のジェニファー。唯一の理解者だったが国を出る前喧嘩して以来会ってない悪友のロイ、いまだ行方を捜している遠いアラバマの家族
彼の人生に一体何があったのだろう

きっと最後に買ったEPはチャールズマンソンのLIEだ


なんてその白人ムスリム爺さんの半生を妄想していたらどこだかわからない大通りに出ていた、、


もうこのまま行くしかないな、、、
自分がどこにいるのか完全にわからなくなった
そして大通りの直射日光がえぐい

ひたすらダラダラと少年についていく

いつの間にかお湯になっていたミネラルウォーターを飲む
少年はピンピンとしていて水すら飲まない

ミスター!大丈夫!?なんて感じだ



そしてついたハヌマーンの寺

対してなんもない、罰当たりだが言おう
ただの神社だ


こんな灼熱の大地を1時間ほど歩いたのにオアシスはなかった

ミラージュは何度か見えかけていた

ウッドストックって色々とやばい漫画にミラージュっていうバンドが出て来てたね



そのあとはまた引き返し一番南側のガートで休憩することに

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そのあとはガート沿いの日陰を元の場所目指しゆっくりと歩いていく


するとギターを弾いているインド青年を見つけた

すかさず近づき話しかけるとどうやら最近買ったばかりで練習中なのだとか

教えてあげるなんつって取り上げて勝手に遊んでました。なんかクサクサしていたので仕方ない

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動画重かった


そしてメインガートに着いた途端

ミスターギフトミー

まあそうだよな、クッッッソ暑い中勝手に連れていかれただけなんだけどな、、

200ルピーくれと言って来たので高いというと150ルピーだと


払ってしまった、、
早く解放されたかった、また負けてしまった



そしてこの早く終わらせたいという気持ちが負けを生むのだろうと学んだ

相手を疲れさせるというのも戦法なのだろう

よく考えれば勝手に連れてかれただけだから無視して帰ればいいだけなんだよね
それか10ルピーっていって、嫌なら帰るわ、とか言えばいいんだ


でも俺は優しい(ビビり)
払っちまうのが俺だ。とらさんだって絶対払ってる(はめられてる)はずだ


金を掴ませた途端、とびっきりの笑顔で走り去っていった

シーユートモロー!なんて言うんで
ノーサンキュー!と粋な返答で

俺は決め込んだ


てかインド人は一言勝ちセリフを残していくもんなんだろうか

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すっかり疲れて座り込んでいると女の子が話しかけてきた

ペラペラと流暢な英語で話しかけてくる

熱でやられたトーキングヘッドをなんとか回転させて一生懸命リスニングすると

大学の休暇でバラナシ来てていろんな外国の人と話すことを授業の課題にしてる的なことらしい

あんまり言葉を返せれないし何より暑くてだるかったのでなるべくスマイルを意識してヘラヘラしていたら

アーユーナーバス?と心配されてしまった

よくわからんがそのまま写真撮影が始まった。俺はバラナシランドの名前も知らないくらいの地味なマスコットだ

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そのあとは確か昼寝をしたと思う


夜はプジャーをまた見にいくことに
途中変な兄ちゃんにエロ動画を持ってないかと話しかけられた

は?、エロ動画なんか持ってねぇし意味わからんしは?、俺エロ動画とか見ねぇし意味わかんねぇしとは言ってないが保存してないから見れないと言うと

オマエ、ゲイ、と確かに日本語で言われてそいつは去っていった

そうかぁ俺はゲイかぁ

とプジャーを見ながらまたフワフワとした時間を過ごした


そしてまた1日が終わっていく
プジャーが終わると皆ぞろぞろとそれぞれの居場所へと帰っていく




帰り道、チャイを飲みながらたばこを吸い、近所の売店でサモサ(カレーコロッケ)を買って宿に帰った


実は昼間に少年からあるものを勧められたのだ
バラナシにきてこれをしないなんて、あんた逆に何をしにきたんだい?


そう、その名はバングラッシー


バングラッシー


俺の新たなチャクラが開かれるのだった


八門遁甲開
僕はナルトだとリーが好きです

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to be continued