陶芸の街、笠間を楽しむ 其ノ弐 | 噺新聞(874shimbun)

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茨城県陶芸美術館を訪れ、にわか勉強をしてみました。

そもそも陶芸は1万3千年前の縄文土器に始まり現代まで続いている手作り文化と言えるようだ。

陶芸は江戸時代、それぞれの藩が産業振興のため、職人を招いて流通させてきたという。

笠間焼は、信楽の陶工が笠間に来て笠間焼を起こし、今度は笠間の陶工が益子に行って益子焼を起こしていったという。

美術館には陶芸の国内分布図があり、美濃焼、瀬戸焼、有田焼、備前焼、萩焼などが示されているが、北海道はなかった。なるほど、江戸時代に藩の産業振興で発達していったことを考えると、まだ蝦夷地だった北海道には陶芸の文化は生まれなかったのかと思った。

家に戻ってから、改めて北海道と陶芸のことをネットで調べてみたら、北海道内の焼き物は江戸時代末期に始まったとあり、近年では岩見沢のこぶ志焼、旭川の大雪焼などがあり、日本地図の分布図に北海道が加わることがあるのかもしれない。