ふんわりシフォン -8ページ目

バラ


咲いてくれなくても好き

咲いてくれたら

もっと好き




バラの季節は春ですが、四季咲きなら秋も咲いてくれる場合があります。

その場合、春咲いた後に牛肥をあげておくんです。それを、お礼肥と言います。


それでも秋に咲くかはわからない(笑)


花芽があがってくると嬉しくて、いつ開くのか毎日見てしまいます。

この花もゆっくり四日かけて開いてきたのです。



いいね

かわいいね



ガーデニングは春の準備です。毎年育てているヒヤシンスも、今年もひとつだけ手に入れて、容器に水を張り楽しみにしています。

毎年入手していたお店が、三玉入りの球根しかなくて、違うお店に行ったらひと玉入りがありまして、ガラスの容器もありました。

来年、ここでガラス容器も買おうかな。

なぜ今年じゃないの(笑)



わたしは気が長いのでしょうか。楽しみな予定を立てても、決行はのんびりなのです。

推しメン 2

またしてもエレベーター待ちで会ってしまった。榊部長である。ふんふんと携帯を弄びながら機嫌がいい。

「お疲れさまです」

「おーお疲れ」

なんだか恐々近づいてみた。


「なんかさ、姪っ子が通う高校に『ふっかちゃん』が来たらしいんだ」

いかつい顔の横に携帯画面を並べてにやけている。にやけた般若は、それはそれで怖いものの、世間話だからと自分に言い聞かせて携帯をのぞく。

携帯画面には『ふっかちゃん』が表示されていて、愛嬌を振り撒いていた。

「上手に撮れていますね」

「だろ。被写体もいいからな~写真映えするわ」

着ぐるみに写真映えがあるのかわからないが、フォルムが変わらない以上、可動できる手足のリアクションが肝だろう。確かに『ふっかちゃん』は片手をあげて、その反対の足は踵をあげるというキメポーズを作っていた。

「ゆるキャラの投票もあと数日ですからね。女子高生パワーで票を伸ばす計画ですね」


うんうんと榊部長が頷く。

「そらぁ営業に出るよな」


そこにまたしても横山がやって来た。

「横山~姪っ子の学校に来た『ふっかちゃん』だ」

般若もドヤ顔である。どうしたって自慢したいらしい。

「へー。駅のそばの私立校ですか、もう何度も行ってるそうですね」

さっと般若が強張る。

「姪っ子はそこじゃない。駅から離れた公立だ。初めて来たっつてた」

「そうっすか」

横山はその変化に気づかず、平然としていた。

「不公平だ!」

般若は歯を食いしばっているので、怖い顔に凄みがましている。

「よし。うちの会社にも呼ぼう」


意をけっして般若が言いきった。

「貸し出しあるみたいですよ。オレ入りましょうか。得意っす、そういうの」


横山が中に入ったりしたら、女の子のお尻ばかり追いかけるに決まってる。


「女子に囲まれてキャーキャー言われたいっす。榊部長、写メ撮ってもいいっすよ」



「絶対、却下だ」

ポケット

ポケットにお札が一枚あったなら


電車を二駅のり

君のうちにいく

君の家で

甘い甘いミルクティーを飲んで散歩にいこう

バラを見に植物園に行って

ワッフルを買ってあげる



もしもポケットに小銭しかなかったら


二駅歩いて君のうちにいく

銀杏並木を散歩して

みたらしだんごを買ってあげるよ


豆大福はまたあとで

右手をつないだ君が

不器用そうにおだんごを食べる


食べづらいよねって言いながら


わざと恋人つなぎにしてみる