ふんわりシフォン -40ページ目

Photo 川を渡る水

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桜を撮ろうとウロウロしていたら見つけた水道橋。



黒く着色されたものは珍しいです。

大きさは様々あるものの、大概水色。

子供が登って遊ばないように、柵がついています。これが付いているのが好きだったりします。

仏像の光背のような、日の出の光の筋のような。勢いがあります。

いちご

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ハウスの苺は終わりに近づきましたが、露地の苺はこれから実をつけます。



白い小さな花を咲かせはじめている光景は、これから実る苺への期待でいっぱい。


毎年確実に領土を広げているのに、誰からも粛清されずに甘やかされています。


写真は雨上がりの葉っぱについた雫が、ミルククラウンの縁についている飾りみたいに綺麗です。



絶妙なバランスで作りだされた雫は風に揺れて落ちるのか、また蒸発して空に帰っていくのでしょうか。




低い場所から空に向かって捧げられた雫は、とても神聖なもののように輝いていました。

舟を編む

この下の文は、三浦しをんさんの著書『舟を編む』からの引用です。



「辞書は言葉の海を渡る舟だ」


「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」




本文より引用させて頂きました。わたしの脳を通って指先から出た言葉ではいけない気がしたのです。

つたないながら小説を書いている身としては、言葉に対する真摯な気持ちに打たれて頭を垂れるのみです。




おかたいだけでなく恋愛要素も盛り込まれていますが、辞書という特別な書物に対する思い入れ、人生の全てをかける人の存在がいてこそ出来るものがあるのでしょう。

自分の性、少数派な恋愛に揺らぐ人にとっても、あたたかな視点を持った辞書があるなら、きっとそれは一筋の光になるでしょうね。


またこの本の装丁が辞書みたいなんです。そこで改めてじーんと感動してしまいました。深い深い海のような藍に舟のデザイン。見返しと帯には月光のクリーム色。主人公である まじめくんが編んだ『大渡海』と同じデザインなんです。実際に大渡海があったなら、もっと分厚い物になっているはずですが、一瞬錯覚をおこしてしまいました。

まじめくんの大渡海を手にしているような錯覚。それを狙ってのことでしょうが、にくい装丁です。



わたしの好きな本に、装丁までも大好きな畠中恵さんの『しゃばけ』、ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(映画ネバーエンディングストーリー原作)などがありますが、いい本は装丁もいいんだよ~

はてしない物語もやっぱり物語中に出てくる本と同じ装丁を施してあるのです。


そしてこの本は、本のプロである書店の方々が、ぜひ売りたい!と思うランキングである本屋大賞を受賞しているのです。

読者のプロの方々のご推薦です。わたしは芥川賞よりも信頼している賞です。



一度、読んでみてはいかがでしょうか?