ふんわりシフォン -249ページ目

月の裏で会いましょう(小説裏話)

同時進行で、『月が満ちるまで』と『FULL MOON』を書いています。

ごっちゃになりそうで、月満ちの後にあげようと思って書き進めています。



同じ人間が書くから、似ているだろうと思うのです。
でも…感覚的には違うので、感情移入してしまいます。


どちらも、やはり書く意味があるのかなぁと。そう思うとランキングとかどうでもよく自己満足になってしまうのですね。

わたしは自分でいいと思うことしか書けないので、それはそれで良いと。



今も悩みはあったりします。

小説を書くことで、頑張ろうという気持ちになれるんですね。



その点が、似た話へと繋がる気がするのですけれど。


何度も読み返し、手をいれつつなので、月満ちが終わっても、ストックとしてFULL MOONという形になるほどの量が貯まらないと思います。

朔哉やジョーカーの登場を待っている人がいたら、とても嬉しく思います。



毎日アップすることを目標にしつつ、ごまかし記事もあり(これだよ!)

もうひとつの詩作なんて、アップされないから、同じ写真でニ作品書いたよ。

これは送信フォルダーに残っていたので、もう一度送信にトライ~

また玉砕だわ。



いまブログ表示の変更をしているからでしょうか…

いつか載せる日が来るかもしれません。

月が満ちるまで 噴水 6

珍しい宮原の真剣な顔。すこし固いな。

素早いパスが宮原にまわされる。小回りのきく、小さい体を使って、うまく人をかわしていく。

ドリブルだって低い。




見るの、初めてだったな。



なんにもこだわらない、そんな感じしてるくせに。

いっつも、ふにゃんて笑ってるくせに。

こんなにボールに対して執着を持っていたなんて。試合に勝つ意欲をむきだしにする時があるなんて。



見ていない場所へパスを出しても、渡辺はきちんと拾っていく。

渡辺は得点につなげるシュートを決める。

わあっと風花が声をもらす。



目立たなくたって、宮原はいい動きをしていた。シュートを決めた渡辺と親指を立てて、にっと笑った。
先輩からも声がかかる。

「よっしゃ流れはこっちだからな」




相手チームのボール。長いパスが通って、あっという間にシュートが決まってしまう。

「ええっ…なにこれ」

物凄く早かった。パチン、パチンとチームメイトにタッチしながら、平然としている。相手がわのポインター。



取られたら取り返す。

意地のぶつかり合いだ。



「こらーーーーっ気持ちで負けるなっ」

まわりじゅうが、一斉にこちらを向く。なんだか悔しい…諦めちゃだめなんだって。流れが、またむこうに行ったって、また取り返せばいいじゃない。

宮原が鼻をこすった。ゆるく肩をほぐすように回して、大きく息をつくのがわかった。



「よっしゃーーー。一本返していこう」

宮原の声がでた。

まわりや自分に言い聞かせて。まだ頑張るんだ。




まだまだ試合は、始まったばかりだから。

Sign

わたしにしか

わからないサインで

わたしだけに

伝えて



あなたにしか

わからないサインで

あなただけに

伝える




交わした言葉を

織り交ぜたサインを

あちらと こちらで

むこうと そちらで

繋がっている言葉




ごまかさないで

逃げないで

わたしのほうが

逃げてしまいたい




点をつないで

描き出す航跡は

あなたに続いているのに

すべては最後のその時まで

明かされることはなくて




終わりの始まりは

とても とても

険しい山に守られている

終わりの始まりは

逆巻く流れに

遮られている




遠くからでも

わかるサインで

わたしだけに

わかるサインで

あなたを知りたい