循環
雲間から薄日がさしていた
鱗雲が空一面に広がって
昨日より高い空に
君の面影を想った
ゆるやかな弧をえがく頬に触れる
さらりとした髪
細いうなじから続く
華奢な肩
抱きしめたら
しなやかで やさしくて
おおきな目で
僕をみて笑う
愛しているよ
言葉では足りなくて
行動では見えなくて
胸にある
気持ちの形は
まあるくて あたたかい
僕に触れてよ
君のなめらかな指が
頬をつつみこむ
髪をすく
やさしい指
お疲れさま
僕は君の所へと
帰ってこれたんだね
羽根を寄せ合い
巣ごもりしよう
愛も熱も君からもらう
心も体も君へと還る
鱗雲が空一面に広がって
昨日より高い空に
君の面影を想った
ゆるやかな弧をえがく頬に触れる
さらりとした髪
細いうなじから続く
華奢な肩
抱きしめたら
しなやかで やさしくて
おおきな目で
僕をみて笑う
愛しているよ
言葉では足りなくて
行動では見えなくて
胸にある
気持ちの形は
まあるくて あたたかい
僕に触れてよ
君のなめらかな指が
頬をつつみこむ
髪をすく
やさしい指
お疲れさま
僕は君の所へと
帰ってこれたんだね
羽根を寄せ合い
巣ごもりしよう
愛も熱も君からもらう
心も体も君へと還る
チーム月満ち お土産は好き?
シチュエーションは同じ。月が満ちるまでバージョン。海斗やハルのいるバスケ部の出来事。
ちょっとした おふざけのつもりでしたが、わたしにしたら長くなりました。
「おぅ、修学土産な」
三年の先輩から、お土産をもらう。
「あざーす!」
四角い箱。間違いない。お菓子だ!
「どこって言ったっけ」
「京都でしょ」
「だよな」
「ならアレか」
三角にならぶ、生八ツ橋。あれに違いない。ニッキだの抹茶だの和だな。
袋から出してみると、見慣れない包装だった。
「アレか…チョコだのイチゴだのの奴か…?」
「やめよーよ、それ」
ばりん、とハルが包装を剥ぐと中から洋菓子が出てきた。
「……ミルフィーユ?」
きちりと5個並んでいる。
「なぁ、これ二段になってるか」
皆、一様に頭を振る
「違うだろ」
「……三段?」
「んな訳ねぇって!!」
「現実を見ろ、ハル5個だ!」
「これってレギュラーだけってこと?」
部活後の甘い物の誘惑が無残に砕けてしまった。
包丁派、手で分ける派、半分かじって渡す派
にわかに派閥抗争が勃発する。
「俺っ誰かと間接キスなんてイヤだ」
「じゃあ、お前は手で分ける奴と組め!」
「うぅ…ミルフィーユでさえなかったら」
「包丁、包丁があれば!」
仕方なく二人づつ…なかには三人の組合わせが出来上がる。
「なんでここまで努力すんの、俺達」
パリパリと包装を剥がすハルは納得いかない表情をしている。
「先輩にご馳走さまを言うためだろ」
「ゆったじゃん…嘘だっていいじゃん」
「食いたくないなら、俺がもらう」
「やだ。海斗が遠慮しなよ」
「腹へってんの!!」
「オレもだよ!!」
ぷいっと怒りながら、ハルが半分かじってよこす。
もぐもぐ食べていたが、ぽつりと言った。
「旨いな、これ」
確かに生地はサクサクして、はさんであるクリームも旨い。
「実は、凄いレアなお土産だったのかもよ?」
「数量限定とか?」
「地域限定で期間限定?」
これには周りからの非難ごうごう。
「ぜっったい違う。そんなにマメなはずがない」
「こんなに気をつかうお土産なんてイヤだ」
ぽろぽろしたパイ生地を払いながら言う。
「まったくなんで、こんなの選んだんだか」
さて。一方先輩はといえば。年下の彼女と待ち合わせをしていた。
さんざん悩んだお菓子と、二人でお揃いのストラップ。
喜んでくれるかな、なんて淡い期待。
「お待たせ!お土産ちょうだい」
にこにこと手の平を差し出す。さらさらのストレートに天使の輪。あどけないようで、ちゃっかりしている。
「ほら、これ」
「ありがとー」
はじめに小さい袋から。キラキラしたビーズにピンクのイルカのモチーフ。
「やぁカワイイ。お揃い?携帯に付けるね」
カバンから取り出したのは、リラックマのぬいぐるみの付いた携帯。じゃらりと音がしそうなほどストラップが付いている。
……あの中に紛れたら、お揃いだなんてわからない。……いいんだ。これは自己満足だって。俺の携帯は初ストラップだし。
心なしか寂しげなブルーのイルカが揺れている。
「じゃあお菓子、一緒に食べよ?」
にこにこがすうっと引いた。
「もーーっ生八ツ橋、嫌って言ったのに~」
「えっマジ」
「マジでガチで~」
「うっわ…部活の後輩のと間違えた…マジ、ゴメン」
ちょっとした おふざけのつもりでしたが、わたしにしたら長くなりました。
「おぅ、修学土産な」
三年の先輩から、お土産をもらう。
「あざーす!」
四角い箱。間違いない。お菓子だ!
「どこって言ったっけ」
「京都でしょ」
「だよな」
「ならアレか」
三角にならぶ、生八ツ橋。あれに違いない。ニッキだの抹茶だの和だな。
袋から出してみると、見慣れない包装だった。
「アレか…チョコだのイチゴだのの奴か…?」
「やめよーよ、それ」
ばりん、とハルが包装を剥ぐと中から洋菓子が出てきた。
「……ミルフィーユ?」
きちりと5個並んでいる。
「なぁ、これ二段になってるか」
皆、一様に頭を振る
「違うだろ」
「……三段?」
「んな訳ねぇって!!」
「現実を見ろ、ハル5個だ!」
「これってレギュラーだけってこと?」
部活後の甘い物の誘惑が無残に砕けてしまった。
包丁派、手で分ける派、半分かじって渡す派
にわかに派閥抗争が勃発する。
「俺っ誰かと間接キスなんてイヤだ」
「じゃあ、お前は手で分ける奴と組め!」
「うぅ…ミルフィーユでさえなかったら」
「包丁、包丁があれば!」
仕方なく二人づつ…なかには三人の組合わせが出来上がる。
「なんでここまで努力すんの、俺達」
パリパリと包装を剥がすハルは納得いかない表情をしている。
「先輩にご馳走さまを言うためだろ」
「ゆったじゃん…嘘だっていいじゃん」
「食いたくないなら、俺がもらう」
「やだ。海斗が遠慮しなよ」
「腹へってんの!!」
「オレもだよ!!」
ぷいっと怒りながら、ハルが半分かじってよこす。
もぐもぐ食べていたが、ぽつりと言った。
「旨いな、これ」
確かに生地はサクサクして、はさんであるクリームも旨い。
「実は、凄いレアなお土産だったのかもよ?」
「数量限定とか?」
「地域限定で期間限定?」
これには周りからの非難ごうごう。
「ぜっったい違う。そんなにマメなはずがない」
「こんなに気をつかうお土産なんてイヤだ」
ぽろぽろしたパイ生地を払いながら言う。
「まったくなんで、こんなの選んだんだか」
さて。一方先輩はといえば。年下の彼女と待ち合わせをしていた。
さんざん悩んだお菓子と、二人でお揃いのストラップ。
喜んでくれるかな、なんて淡い期待。
「お待たせ!お土産ちょうだい」
にこにこと手の平を差し出す。さらさらのストレートに天使の輪。あどけないようで、ちゃっかりしている。
「ほら、これ」
「ありがとー」
はじめに小さい袋から。キラキラしたビーズにピンクのイルカのモチーフ。
「やぁカワイイ。お揃い?携帯に付けるね」
カバンから取り出したのは、リラックマのぬいぐるみの付いた携帯。じゃらりと音がしそうなほどストラップが付いている。
……あの中に紛れたら、お揃いだなんてわからない。……いいんだ。これは自己満足だって。俺の携帯は初ストラップだし。
心なしか寂しげなブルーのイルカが揺れている。
「じゃあお菓子、一緒に食べよ?」
にこにこがすうっと引いた。
「もーーっ生八ツ橋、嫌って言ったのに~」
「えっマジ」
「マジでガチで~」
「うっわ…部活の後輩のと間違えた…マジ、ゴメン」