部屋の明かり
家の窓からは
明かりがこぼれて
あたたかな湯気に
食事の支度
部屋に入るなり
香りで
存在を知らせる
咲き乱れる花が
あること
そこにいるだけで
雰囲気を変える存在
そんな空気を纏えるのは
特別
誰に対してもでなくていい
自分にとって
特別な大切な
存在にだけでも
安らげる場所であるなら
それでいい
明かりがこぼれて
あたたかな湯気に
食事の支度
部屋に入るなり
香りで
存在を知らせる
咲き乱れる花が
あること
そこにいるだけで
雰囲気を変える存在
そんな空気を纏えるのは
特別
誰に対してもでなくていい
自分にとって
特別な大切な
存在にだけでも
安らげる場所であるなら
それでいい
FULL MOON 41
黒猫にバスルームまで引きずって来られる。
必死にかじりついていたジーンズは、唾液で湿っていた。
「明け星、一緒に洗ってやろうか」
服を脱ぎながら見ると、しっぽがばたん、ばたんと振られた。
「……嫌なんだ」
「猫はいいんだもん。洗わなくて」
「洗ってきちんと乾か してやっても嫌なの」
「いや」
「じゃあ洗ってやるよ」
シャツを脱いだ胸に抱えると、猫は体を突っ張って嫌がった。
「明け星、爪」
「嫌だ…朔也、いや」
「お前はね、風呂好きだったの大丈夫」
蛇口を捻ってお湯の温度を確認してから、片手で前脚を抱えてバスタブの縁に座る。
蛇口からシャワーに切り替えて猫にお湯をかけた。
始めはびくっと反応したけれど、諦めたらしくお湯で流されている。
必死にかじりついていたジーンズは、唾液で湿っていた。
「明け星、一緒に洗ってやろうか」
服を脱ぎながら見ると、しっぽがばたん、ばたんと振られた。
「……嫌なんだ」
「猫はいいんだもん。洗わなくて」
「洗ってきちんと乾か してやっても嫌なの」
「いや」
「じゃあ洗ってやるよ」
シャツを脱いだ胸に抱えると、猫は体を突っ張って嫌がった。
「明け星、爪」
「嫌だ…朔也、いや」
「お前はね、風呂好きだったの大丈夫」
蛇口を捻ってお湯の温度を確認してから、片手で前脚を抱えてバスタブの縁に座る。
蛇口からシャワーに切り替えて猫にお湯をかけた。
始めはびくっと反応したけれど、諦めたらしくお湯で流されている。
FULL MOON 40
客室だと通されたのは、ツインベットルーム。普通のホテル並の広さがある。
バス、トイレに簡単な応接セット。
ふかふかしたベットは俺を誘っている。
飛び込んで、何もかも忘れて泥のように眠りたい。ふらふらとベットに近づくのを見た黒猫が、毛を膨らませて騒ぎ出す。
「ダメダメダメーーそんな汚れた格好じゃダメ!」
「洗ったよ、夜寝る前洗って干したのだから」
「お風呂入ってからにしなよ、入ってないじゃない」
「あー…水浴びくらいしたか」
体や頭が痒くなるのは、二、三日くらいで、それを過ぎたら意外にも平気だった。
「いつ」
「三日くらい前」
「お話にならないったら」
ジーンズの裾を噛んでぐいぐい引っ張っていく。
バス、トイレに簡単な応接セット。
ふかふかしたベットは俺を誘っている。
飛び込んで、何もかも忘れて泥のように眠りたい。ふらふらとベットに近づくのを見た黒猫が、毛を膨らませて騒ぎ出す。
「ダメダメダメーーそんな汚れた格好じゃダメ!」
「洗ったよ、夜寝る前洗って干したのだから」
「お風呂入ってからにしなよ、入ってないじゃない」
「あー…水浴びくらいしたか」
体や頭が痒くなるのは、二、三日くらいで、それを過ぎたら意外にも平気だった。
「いつ」
「三日くらい前」
「お話にならないったら」
ジーンズの裾を噛んでぐいぐい引っ張っていく。