どこかで
新茶の刈り入れが始まる頃
青々とした牧草を牛に食べさせるために放牧する頃
放射能が検出されてしまいました
雲に乗り
雨になり
降り注ぐ
見えないもの
安全な食べ物を求める人はきっと多いでしょう
きっとね
多分、わたしは庭の茄子やシソ、ニラやネギ、バジルを変わらずに口にすると思います
選択できるとしても
地元の物を口にすると思います
ここで生きているから
放射能によって避難を余儀なくされている方々は、どれだけ待てば我が家に帰ることができるのでしょう
地震によって避難した方より長いとしか思えません
毎月、11日にちょっとづつの支援を続けていこうかと思います
記念に証明書を取っておこうかと思ったけど、この前貰ってこなかった(笑)
それもありかな
青々とした牧草を牛に食べさせるために放牧する頃
放射能が検出されてしまいました
雲に乗り
雨になり
降り注ぐ
見えないもの
安全な食べ物を求める人はきっと多いでしょう
きっとね
多分、わたしは庭の茄子やシソ、ニラやネギ、バジルを変わらずに口にすると思います
選択できるとしても
地元の物を口にすると思います
ここで生きているから
放射能によって避難を余儀なくされている方々は、どれだけ待てば我が家に帰ることができるのでしょう
地震によって避難した方より長いとしか思えません
毎月、11日にちょっとづつの支援を続けていこうかと思います
記念に証明書を取っておこうかと思ったけど、この前貰ってこなかった(笑)
それもありかな
FULL MOON 夜を駆ける 17
きっと誰かが見たら滑稽な場面になるはずだ。
近づいてくる虎と、動けずにいる人間。
自分の運命を決めるのは、この虎かもしれない。機嫌ひとつ、腹具合ひとつで、簡単に人生が終わる。
「もう、いいんだよね。これで僕は自由なんだよね」
ちらちらとスンホンが虎をうかがいながら聞く。無理に笑おうとして、しわくちゃに顔が引きつっている。
ひたっと足音が止まり、ぐるりと虎がスンホンを向いた。
『オマエ、ツカウ』
「言うことを聞いたら…変わりを見つけたら帰してくれるんでしょう」
かたかたとスンホンが震えている。
『オマエ、オレノ。スキニスル』
「そんな…家に帰して。母さんが寝てて世話しないといけないし、弟達にご飯をやらないと…」
今にも泣きそうな顔をして、スンホンが叫んでも、虎は投げつけられた言葉を払うようにぶるりと体を震わせた。
『オレ ツヨイ ヲマエ イウコトキク 』
近づいてくる虎と、動けずにいる人間。
自分の運命を決めるのは、この虎かもしれない。機嫌ひとつ、腹具合ひとつで、簡単に人生が終わる。
「もう、いいんだよね。これで僕は自由なんだよね」
ちらちらとスンホンが虎をうかがいながら聞く。無理に笑おうとして、しわくちゃに顔が引きつっている。
ひたっと足音が止まり、ぐるりと虎がスンホンを向いた。
『オマエ、ツカウ』
「言うことを聞いたら…変わりを見つけたら帰してくれるんでしょう」
かたかたとスンホンが震えている。
『オマエ、オレノ。スキニスル』
「そんな…家に帰して。母さんが寝てて世話しないといけないし、弟達にご飯をやらないと…」
今にも泣きそうな顔をして、スンホンが叫んでも、虎は投げつけられた言葉を払うようにぶるりと体を震わせた。
『オレ ツヨイ ヲマエ イウコトキク 』

