2代目は「親」ではない、と書いた。


 

 
 

毒母には散々、何百回何千回と言われた。

「人の子の親になったこともないアンタに

兄様のことは任せられない」

と。

 

その度に、「そんなことない」

「わっちだって兄様のことを一生懸命考えている」

と、思った。

 

わっちの代になったら、今までよりもずっとずっと

兄様に楽しい思いをしてもらって

職員とも良好な関係を築いて、

兄様により良い環境を作っていくんだ

 

そう思って、これまでやって来た。

 

それが、今回こんなことになった。

誤食をしたと連絡があった翌日、早めに行ったら

時間じゃないと切り捨てられた。

 

クソ相談員の対応

療育員の顔色

 

全部が

「あぁ、妹でしょ。

親じゃないし、いいんじゃない?」

と言っているように見えた。

 

わっちがどれだけ踏ん張っても、こんなもんか。

どれだけ兄様を思っても、こんなもんか。

兄様のためと思って、職員にペコペコしたところで

結局、こんなもんか。

 

認めたくはないが

散々、毒母がわっちに言った

「アンタに兄様を任せられない」って言葉の意味

 

こういうことか、と思った。

 

兄様のケアなら、完璧に出来る。

だが、職員側とのやり取りのことだったのか。

 

「親」と「きょうだい」という言葉の重みの違い。

 

どれだけやっても、結局、

「親じゃないし」

ってことなのか。

 

あぁ、あのクソ相談員の一言で

わっちのココロの傷まで抉られる。

 

親並みに兄様と向き合ったところで

しょせん、きょうだい。

どれだけやっても、親ではないだけで

軽んじられるということか。

 

いったい、これ以上どうやって

兄様の「保護者」という立ち位置を確立して

兄様を守っていけばいいんだ。

 

きょうだい、という偏見を痛切に感じている。

 

だがわっちは兄様の「成年後見人」なんだ。

何としても、兄様を守っていくことが

わっちの法的な責務でもあるんだ。

 

毒母に、兄様のことでメッタクソに言われたとき。

まぁメッタクソって言っても、冒頭の

「人の子の親になったこともないくせに」ってヤツなんだが

あまりにネチネチ言われ過ぎておかしくなったとき

ある人物に言われた。

 

「裁判にかけたら

親より“成年後見人”の方が上」

 

一気にシャキッとした覚えがある。

 

そうか

法律はわっち側にいるのか

 

それなら雑音は気にせず

わっちは真摯に兄様と向き合おう。

兄様のためになることだけを考えよう。

 

毒母が何と言おうと、兄様が満足してくれたら

それでいいじゃないか。

 

そう思ってやってきて

この状態。

 

せめてもの救いは、今この瞬間に

真横で毒母がわっちを責め立てていないことだけだ。

 

いったいどうすれば、兄様が穏やかに

事故無く怪我無く

1日の中で少しでも笑顔の多い時間を

作ってあげられるのか

 

そのために、わっちは一体

何をすればいいのか

 

一気に振り出しに戻った感がある。