愛知県で、盲導犬が猫バスに乗車拒否されたんだって。

 

当事者の方もわんこちゃん(いやお仕事してる盲導犬だけど)も

さぞやいい迷惑というか

はっきり言ったらどんだけ腹立ったんだろうと思う。

 

…土地柄…なのか。

バリアフリー問題で紛糾してたとこだもんね。

 

 
つい先日、法改正されたばかりだ。
それなのにこんな問題が出るって、どうなんだ。
怖すぎだろ。
 
当事者の方は当然の主張をしただけだ。
片や猫バスは当たり障りのない言い回し
「差別」して「拒否」したのだと思われても仕方ない話である。
 
詳しい状況はよくわからないが、わっちが思うに
多分、盲導犬を連れていた方は抗議したというから
語気も荒くなっていたかもしれない。
 
心配なのはその方の相棒のわんこちゃんである。
多分、感じ取っただろうし
感じ取る努力をものすごくしたのだろうと思う。
 
どうしよう、ヌシが怒ってる
何か悪い事したかな
この大きいの(盲導犬が見ている猫バス)に乗るんじゃないのかな
あれ、乗らないのかな
でも様子がおかしいな
 
…ダメって、言われたんだ。
自分がいたから?
 
ヌシが、なんか、様子が、おかしい。
どうしよう…
何か、失敗しちゃったのかな。
それでヌシが何か言われたのかな。
 
聞きたいけど、行く方向にヌシを連れて行かなくちゃ…
 
ぐらいのことは絶対考えていたと思う。
 
切ない…
当事者の方の気持ちも察するに余りあるし
盲導犬の気持ちもいかばかりかと思う。
 
当事者の方が声を上げて下さって、良かった。
どんなにかつらかったろうと思う。
 
 
わっちはそもそも「盲導“犬“」という単語が
良くないんじゃないかと思う。
 
関わっていない人々にとっては
(敢えて言いたくない言い方をするが)
しょせん「犬」なのだ。
 
だが、盲導犬や聴導犬、介助犬といった存在と
共に生きている人々にとって
彼ら彼女らは「犬」ではない。
相棒、なのだ。
 
彼ら彼女らだって、丁寧に厳しく訓練されて
必要とされる人のもとへやって来たのだ。
訓練されているわんこがみんな、盲導犬として
デビューできるわけではない。
言わばエリート中のエリートが相棒として活躍しているのだ。
 
と、感情移入しすぎて泣きながらこれを書いているわっち。
 
ハンデがあるのって、そんなに悪いことですか。
ハンデを持って社会に出ることは、そんなに悪いことですか。
ヒトが負ったハンデを助ける動物の存在は
そんなに社会に受け入れられないものなのですか。
 
こういうニュースは、本当につらくなる。