今日もわんわんあるある。

 

わっちが小学校4年生から短大2年まで、

我が家には毒母が拾ってきたミックス犬がいた。

子犬の可愛い盛りを過ぎて、お払い箱にされたような

表情の暗い、やせっぽちのわんこだった。

 

そのコが、我が家で

犬なのに猫可愛がりされて

むくむくと横に育ち、毛艶トゥルントゥルンの、表情豊かな、

「おでぶちん」になった。

晩年の体重、26㎏。

 

動物病院での見立てでは

柴と、紀州犬が混じってるかなぁ…って話だった。

 

その、おでぶちんがまた、すごい忠犬。

こんな賢い子を捨てるなんて、おバカな人がいたもんだ。

 

彼の「あるある」が、

冗談で父がわっちを叩くフリをしたり

わっちが毒母を叩くフリをしたりすると

 

「ヴォッ!グルゥッ!…ゥワンッ‼」

 

慌てて飛び起きて、必死こいて止める。

もう、オロオロしちゃってる。

 

その姿があまりにも可愛くて(本人は必死なのに)、

つい定期的にやってしまっていたが

毎回、新鮮なアクションでオロオロする。

 

 

もうひとつが、

自分のオナラにびっくりして飛び起きて

辺りを確認する。

 

(;゚Д゚)!!

 

絵文字にしたら、まさにこんな感じ。

 

「うわぁビックリしたぁ!

ちょっと待って何、今の…」

 

困った顔がまた可愛らしい。

体はゴツいのに。

 

辺りを念入りに確認したあと、

「やれやれ…」

みたいな顔して座り直す。

 

オナラって言ったって、全然大きな音じゃない。

 

「…ぷすぅ。」

くらいなもんなのに。

 

よその人や犬には決してなびかず、

かといって子どもには優しく、

売られたケンカはがっつり買って返り討ちにし

リードを振り切ってよそのわんこが襲いかかっていたときは

後輩犬をかばって自分のケツを咬ませたこともある。

 

そんなオトコらしいコなのに

自分のオナラにびっくりしてオタオタする。

 

こういうのをギャップ萌えっていうのかしら。

凛々しくて可愛らしいコだったなぁ。