毒母のフル介護する中で、唯一、細心の注意を払っていたのが

わっちの腰を痛めないことだ。

 

これやっちまったら、痛みに耐えながら今と同じ作業を

こなさなければならないわけで、

それだけは絶対に避けたい。

 

そんな話もケアマネさんにしていたので、

介護ベッド導入の説得をしてくれたわけだが

あの毒母は説得に応じておきながら

いざベッドの設置が終わったら

「誰が死んだかわかんないベッドで

寝られるかっ!」

と言い出す始末。

 

ケアマネさんはわっちの腰のことも考えて

説得してくれたのだが、

毒母にとってはわっちの腰のことなどどうでもいい。

自分がイヤだ、その一点である。

こんなに自分に素直に生きていられることが

まずもって羨ましい限りだ。

 

ただ、わっちのオムツ交換や清拭のやり方は

はっきり言って自己流である。

兄様対応型なので、正直なとこ

介護ベッドであろうとなかろうと、そんなに問題はなかった。

 

自分独自のやり方で、そこへ兄様のところの

職員さんたちのやりようを取り入れてやっていた。

毒母がすっかり痩せてしまっていたのもあって

兄様を扱うのに比べたら楽なもんだ。

 

オムツ交換しながらバンバン体位変換させていたので

床ずれができなかったのかもなぁ、とも思う。

 

普通、透析にまで至ったら尿は出ない。

…はずなのだが、毒母はほぼ最期まで、

わずかずつではあったが出ていた。

 

で、その度にお呼ばれしてオムツ交換するので

日中だけで5回前後、夜に2回は起こされる。

 

その度にゴロンゴロンと毒母を転がして交換していたので

床ずれなんてできるヒマなかったよね

って感じだ。

 

マメにお肌のお手入れしてたから床ずれしなかったんだ

わっちのやり方、間違ってなかったんだぁ…

なんて自画自賛していたが

今思えば頻繁にオムツ交換させられてたから…?

とも思ってしまう。