9月。季節の花と重陽の節句 | ひとこと野菜~そんなあなたへ~

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たべること、つくること、暮らすこと。
季節を楽しむ日々のこと。





9月にはいってもまだ暑い。
ですが、朝晩少しずつ秋の気配を感じます。

引越しのバタバタから、少しずつ、
いつもの暮らしが戻りつつあります。ふぅ。


長男は、
金曜日に安堵し、土日こそ元気なものの、
月曜日の朝は、泣いて起きる。

火曜日には、今日はやすむーやすむー。

体温を図る真似をしては、

あ、38度です!おやすみです!母ちゃん連絡して〜!と冗談を言う元気も戻ってきました。


母ちゃんも家にいない。休めないことはわかってる。
だから、がんばってることもちゃんと認めて褒めてあげなくては。もっと自分にも余裕を持てたらなと思う日々です。

そんな風に嫌がりながらも、
来週の給食はナンがあるから早くその日になってほしい、
とか

◯◯くんがいる日なら学童いってもいいかな。とか

サッカーチームの体験に参加したり、と

少しずつ前向きになってきました。

そうなるように、
元気付けるポケモンたちが、
我が家にどんどん、増えています…(この話はまた、、)


焦らず、少しずつ。


次男はというと、
相変わらず自由。



最近お風呂上がりは謎のくるくる回る儀式
そして、タンクトップとおむつ(早く完全パンツになってほしいけど夜の道のりは長い…)

ぜんぜんさむくないからね。シャツとおむつでねたいの。と。



すぐにおどけて見せたり、
調子にのってみたり。

隙があれば、なんかおやつたべたーい。

なんか、おなかすいちゃった。

(なんか、はわたしの口癖かも。直そう)

帰り道は、
◯◯(保育園)でがんばったからもう歩けない。
だっこ〜。と。動かない。座り込む。泣く。

自転車でスイスイ帰宅していた一年間、
歩き癖がないからか、
わたしに甘えてからか、
全然、歩かない!

帰宅時間は3倍に伸びました。
これは距離だけの問題ではないはず…。



けれど、その中での楽しみの一つが
お花屋さんの寄り道。

週1くらいで一輪の花を選び、
一緒に連れて帰ることに。

新しい駅には、花屋さんがないので、
わたしとしては少し寂しい。
でも、お迎えのついでに花を買えるのは嬉しい。

そして、次男も楽しそうに選んでくれます。



先週は、ブロッコリーのような花。

ブロッコリーハナビと、命名してくれました。



今週は、9月9日の重陽の節句に合わせ、
菊が並んでいました。

それを見て、これ!と選んだのは
小さなオレンジの菊。



毎朝、元気シロップ(花の栄養剤)を入れるのを楽しみにしてくれて、

お花さんが元気になりますように。

と、手を合わせて拝んでいたのです。何も言わないのに。





重陽の節句とは、



菊の薬効により
長寿と健康を祈願する日だそう。

そして、
花言葉は
「あなたを愛しています」




実は引越し直後に悲しいお別れがありました。

夫の祖母が天国へ。

享年100歳のおばあちゃん。

結婚したてのころだったか、
わたしが体調崩したときに、

義母が「御身大切に」という言葉をくれて。

それはおばあちゃんの言葉だと教えてくれました。

その時から、この言葉が心に残っています。



人生100年時代と言われる現代だけど

自分が100年生きると考えたら。本当に長い月日。

学校の先生だったおばあちゃん。
出会ってからは、ベレー帽やニット帽の姿がとてもチャーミングでした。

わたしの人生など、まだまだ足元にも及ばない長さですが、
御身大切に。を心に刻んで、
大切に生きたいと思います。


菊の花。

お別れの後、菊の花を飾り、
この花言葉を知り、

菊の花を供える意味を考えました。


あなたを愛しています。


命あるものはもちろん、
その先もずっと、想いは変わらない。

そんな花言葉のように、
わたしも、手を合わせたいと思います。


そして、今日が、重陽の節句。

長寿と健康を祈って。
みんなが楽しく暮らせますように。


季節の花から学ぶことはたくさん。

そんなことも、
暮らしの中に取り入れながら、
日々を、
命を、
そして、御身を大切に

過ごしていきたいと思う、9月のはじまりです。


9月9日、
長寿と健康を祈りながら、
毎年菊を愛でたいなと思いました。